ブラックウォールナットフローリングを施工中の現場に来てみました。
にょろにょろとフローリングから生えているものは、スペーサーと言われるものです。

ちなみに隙間を開けずに突き詰め過ぎて施工すると…
*弊社商品ではございません。
※上記2枚の画像はコピーはご遠慮ください。
無垢フローリング全般的に湿気の吸放出性があるので多少の伸び縮みがございます。
フローリング同士を詰めて施工しすぎるとフローリングが湿気を吸って膨張した時に力の逃げ場がなく釘を抜いてボンドも剥がして盛り上がってきます。
この現象を“フローリングの突き上”げと言われています。
こうなるとバリアフリーどころではないですよね。
つまずいたりして危険ですし、気味が悪いです。
これを避けるためにもスペーサーを挟んでの作業が重要となります。
もちろんボンドが固まれば外します。
何処のメーカーさんの無垢フローリングも同様ですが、もともと無垢フローリング施工時には隙間を開けて貼りますし、時期によっては大きく開いたりぴったり閉じたりと言う事を繰り返します。
事前にご理解いただいたうえで無垢フローリングをご採用いただければと思います。
下の画像は故意に無垢フローリングによる突き上げを起こす実験動画を撮影しました。
Q1. 無垢フローリングが「突き上がる」原因は何ですか?
主な原因は、天然木の「調湿作用」による膨張です。無垢材は湿気を吸うと横方向に伸びる性質がありますが、施工時に隙間を詰めすぎてしまうと、伸びた時の力の逃げ場がなくなり、釘やボンドを跳ね返して床が盛り上がってしまいます。
Q2. 突き上げを防ぐための「スペーサー」とは何ですか?
施工時にフローリングの継ぎ目に一定の隙間(あそび)を作るための道具です。この小さな隙間が、将来的に木が膨張した際のクッションとなり、突き上げトラブルを未然に防いでくれます。
Q3. 施工時にわざと隙間を開けると、見た目が悪くなりませんか?
スペーサーで開ける隙間はわずか数ミリ(名刺1枚分程度)です。また、木材は乾燥する時期には収縮し、湿気が多い時期には膨張します。この自然な動きを許容するための「あそび」ですので、長く安心してお使いいただくために不可欠なものです。
Q4. もし突き上げが起きてしまったら、どうすれば直せますか?
軽微なものであれば乾燥を待つことで落ち着く場合もありますが、基本的には一度壁際の巾木を外し、逃げ場(クリアランス)を作るなどの補修工事が必要になります。そうならないためにも、新築・リフォーム時の正しい施工が非常に重要です。
Q5. 施工業者さんに「隙間を開けて」と伝えるべきでしょうか?
はい。無垢材に慣れていない業者さんの場合、合板と同じ感覚で隙間なく貼ってしまうことがあります。事前に「スペーサーを使用して、木の伸縮を考慮した施工をお願いします」と一言添えるのが安心です。


