無垢フローリング(無垢材、木材)にカビが発生した時のカビ取り除去法
無垢材にカビが生えたときに一番効果的だと思えるカビ取り方法をご紹介します。無垢フローリングのカビ取り除去方法 をYouTubeで公開しました!
VIDEO 
 
無垢フローリングにカビが生えた時のカビ取り除去法 
無垢フローリング(無垢材、木材)に、何も原因が無いのに経年変化でカビが生えることはありません。基本的には手入れを怠っているだけです。 
今回は、サクラの植木鉢をシベリアンウォールナット (くるみ)フローリングサンプルの上に6か月間設置し、人為的にカビを発生させ(繁殖)、カビ取り除去から、今後のカビ発生予防のためオイル&ワックス塗装までを動画にしております。
無垢材にカビが生えた(繁殖した)場合の対処法 
まず初めに、雑巾などでカビを拭き取るかと思いますが、拭き取るくらいで除去できるカビではございません。その後、エタノールや塩素系の漂白剤も検討すると思いますが、そのどちらを使用しても最後にはサンドペーパーで表面を削ることになる可能性が高いので、初めからサンドペーパーでのサンディングを検討してみた方が良いのかもしれません。
無垢フローリング(無垢材や木材)に生えたカビ取りのおおまかな手順 
1.マスキングテープで無垢材に発生したカビの補修範囲を決定する。
・シベリアンウォールナット(クルミ)無垢フローリングサンプルサンディングマシン (サンドペーパー80,120,180番)リボス社・ビボス )今後のカビ発生予防効果
黒カビを生やす(繁殖)ために使用した道具類 
・水(湿気、湿度)
無垢材に黒カビが生えた場合のサンディング以外のカビ取り方法 
エタノール、塩素系の漂白剤でカビを拭き取る 
エタノールでカビを拭き取る方法もございます。この方法は表面で軽く発生したカビ程度しか拭き取ることができません。まずは、エタノールで拭き取るのも良いかもしれませんが、YouTube動画内の黒カビ程度に発生したカビ胞子になるとエタノールでは、全てを拭き取るだけの効果ほとんどないと思います。
塩素系の漂白剤(カビキラー やハイター など)でカビを拭き取る 
塩素系の漂白剤とは、カビキラーやハイターなどのカビ取り漂白剤です。このような塩素系漂白剤もカビの拭き取りに使用する方がいらっしゃいますが、発生したカビは塩素の漂白剤効果で脱色されますが、無垢材も同じ効果で脱色されますし塗布面がパサパサになってしまう恐れがあります。磨き丸太などを塩素系の漂白剤で脱色することもありますが、カビが発生した時に使うことはあまりないように思います。塩素系の漂白剤を木材・無垢材に使用することで、表面は毛羽立ちます。結局のところエタノールと同じように自然素材のオイルやワックス塗装は拭き取ることになりますので、最終的にはサンドペーパーで研磨することになります。サンドペーパーの番手は#80→#120→#180の順にサンディングして拭き取られた自然素材のオイルやワックスを塗布することになります。そうまでするのであれば、初めから塩素系の漂白剤は使用せずにサンディングマシンを用いてサンドペーパーで研磨した方が話が早いと思います。
 
よくある質問:フローリングとカビ 
Q. フローリングにカビが生える原因は何ですか? 
A. 主な原因は湿気と換気不足です。特に梅雨時や結露が発生しやすい場所では、床下や表面にカビが生えやすくなります。
 
Q. フローリングのカビを防ぐ方法はありますか? 
A. 定期的な換気や除湿機の使用、床下の通気性改善、オイル塗装などのメンテナンスでカビの発生を抑えることができます。
 
Q. カビが生えてしまった場合の対処法は? 
A. 表面の軽度なカビはアルコールや酢水で拭き取れますが、根が深く侵食している場合は専門業者に依頼するのが無難なのかもしれません。
 
Q. 無垢フローリングにカビは生えますか? 
A. はい。無垢フローリングは天然木であるため、湿度が高く風通しが悪い環境ではカビが生える可能性があります。特に布団の下や観葉植物の下など、湿気がこもる場所は注意が必要です。
Q. カビを見つけたときの対処法は? 
A. 軽度の白カビならエタノールで拭き取りが可能です。重度の黒カビはサンディング(研磨)で削り、再度オイルやワックスで保護することが効果的です。
Q. 塩素系漂白剤は使えますか? 
A. 無垢フローリングには使用しないでください。塩素系漂白剤は木材を変色・劣化させる可能性が高く、推奨されません。
Q. 日常的にできるカビ対策は? 
A. 換気・乾拭き掃除・寝具の除湿・ワックスやオイルによる定期メンテナンスが有効です。湿気がたまりにくい環境をつくることが最大の予防になります。
Q. カビが生えにくい無垢材の種類はありますか? 
A. ヒノキやスギなどの国産針葉樹は、調湿性が高く、比較的カビが発生しにくいとされています。ただし、どの樹種でも環境次第でカビは生えるため、管理が重要です。
 
 
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