五感の小宇宙

投稿日:2009年03月15日

なごみ

 

 

 

 

愛媛のおばあちゃんから参考にと本が届いた。
茶のあるくらし「なごみ」2009年3月号
表紙には「茶事というもの 五感の小宇宙」とされている。
非常に興味深い表紙である。
早速、拝見です。
ほとんど趣味の世界です。

閑話休題
五感を通して、人は繋がる
そもそも五感とは
視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を合わせて、五感という。
人間には感覚が五つあり、この五感が感覚のすべてである。
どのような認知、認識も、この五感のどれかを経なければ伝わらない。
話し言葉は聴覚から入り、書き言葉は視覚から入る。

その後に言葉として認識対象となるのである。
茶碗を見る。
茶碗はまず視覚で見る。
茶碗を取り込む。
茶碗の釉肌や、重さ、手取りは触覚で認識する。
傾けて茶を喫する。
味覚と嗅覚に茶の味と香りが捉えられる。

茶碗の手取りが軽いか重いかは
このときの茶の味わいに微妙だが確かな影響を与える。
吸い口を指で拭うとき、
紬肌がとくに印象強く残り、
後味の一部となる。
茶の味わいが、茶液の味覚と嗅覚だけで成り立つのなら、
ホーロー食器で喫しても同じ味だということになろう。

フランス料理の味が、
食べ物の味覚と嗅覚と触覚(食感)だけで成り立つなら
プラスティックの食器、
怒声飛び交う室内で食しても同じ味だということになろう。
喫する物、食する物に応じた器や場所、静寂を選ぶのは、
人間の旧い既知の営みである。
茶事はその究極の姿である。

茶事をしばしば「御茶一服」という。茶事の中核は、濃茶である。
一碗の濃茶を喫する心境を作るために、
懐石を調え、
茶事という空間を調える。

露地・茶室の風情、床荘り、炭手前、懐石、中立などの周辺要素は、
その一期一会に向けて調和されるのである。

以上、一部抜粋です。
ただ単に仕事=労働などと安易に考えてはいけませんね。
仕事をすると言う事は…
何をするにしても全てに共通する大切な事があるような気がします。
それに気が付くには感覚を研ぎ澄まして
生活しなくてはいけないのでしょうね。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

施主支給は不信感の裏返し

投稿日:2009年03月10日

日経BP ケンプラッツで「施主支給は不信感の裏返し」と言う記事が載っています。
是非、ユーザー登録をして読んでみて下さい。
非常にコメントが多い記事です。
少し前までの材木は施主が材木屋に行って物を選ぶのが当り前でした。
施主が大工さんを材木屋に連れてきてあーだこーだ言いながら選んでました。
ほんの20年前です。
素人のお施主さんがどうしてこんなに木材の事について知っているのだろう?
と不思議に思ったくらいです。
自分の家だから真剣になれるのでしょう。
施主以上に真剣になれる人はいないと言うのも当り前かもしれません。
今週3月12(木)・13日(金)・14日(土)の3日間は
海外研修のた無垢フローリングショールーム「ゆらぎ」はお休みさせていただきます。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

超長期住宅

投稿日:2009年03月03日

超長期住宅とは福田内閣時代に発表された事業計画で、
「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」
というストック社会のあり方について、
体の内容をモデルの形で広く国民に提示し、
技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることを
目的としているそうです。

その先駆者的なミサワインターナショナルの
HABITAというシリーズを見学に行きました。
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お施主様や施工店の価値観で相当
HABITAの仕様は変わってくると思います。
ハード的には色々な意見があるとして、
ソフト面ではかなり充実しています。

まさかハウスメーカーがこんな事業を
立ち上げたなんてびっくりしました。

近いうちに100年ローンが始まるかもしれません。

三澤社長のご実家は材木商だったそうです。
そんな社長が言った本当の言葉です。
「これからは鞘抜きばかり考えるのではなく、
しっかりと考えて以前のような強い材木商にならなくてはね。」
“ドキッ”とされる方も居られるのではないでしょうか。

三澤社長とのお話のほとんどが当社の社名「五感」に付いてでした。
「これはねぇ… 素晴らしいよ」
家造りには必ず必要な要素だそうです。

人は五感で全てを感じ取ります。
一つ一つの気付きを積み重ねて、
五感を研ぎ澄ませるよう日々精進です。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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森林の仕事合同説明会:県内外から165人、募集の10倍 組合など面接 /山梨

投稿日:2009年03月02日

林業の担い手を募集する「森林の仕事合同説明会」
(山梨労働局、県林業労働センター主催)が1日、
甲府市丸の内1のベルクラシック甲府で開かれた。
募集人数(約17人)の約10倍にあたる165人が県内外から訪れ、
主催者は「不景気と環境意識の高まりが要因だと思うが、
これほどまで集まるとは思わなかった」と驚いていた。
毎日jpより
農業、林業は人手不足を解消できる時期に来たのかもしれません。
日本全国に植林された杉は手入れが行き届いていないため
荒廃した箇所も多く見られます。
間伐しなくてはと思っているうちに木材としては
使えない状態になっている木はどれくらいあるのでしょうか?
木は日本全国で41億m3の蓄積があると言われています。
そのうち木材としては使えない物や利用方法がない物が
どれくらいあるのでしょう。
物凄い量を間伐しなくてはいけないような気もします。
手遅れと言う意見も少なからずあるようですが頑張ってほしいと思います。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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桧間伐材の割り箸

投稿日:2009年02月07日

出張時に昼食を食べに立ち寄ったお店にて…
良い香りの割り箸でした。
間伐材を利用した割り箸は、杉材が多く見受けられます。
桧材で作られているので「ほほぉちょっぴり贅沢(^^♪」な気分にさせてくれました。
一般的には桧の方が杉より高価だと思われています。
ところが…
桧間伐材の割り箸

 

 

 

桧間伐材の割り箸

 

 

 

 

 

 

ところが使い方によってまちまちです。
この後、山主さんと製材所の皆様と面談した中で教えてもらいました。
国産間伐材の割り箸では「桧」より「杉」の方が高価だそうです。
割り箸を製造している産地はほとんどが杉の名産地です。
奈良県の吉野なんかです。
たくさん杉の良材を産出していた時代には良材のヘタ(耳)もたくさん取れました。
それがあまり杉を使わなくなったために良材のヘタが手に入らなくなったそうです。
私が製材所を訪れた時も吉野の方がわざわざ杉のヘタを探しに来られていました。
桧も同じような事が言えるのだそうです。
やはり良材のヘタはなかなか無いのだそうです。
割り箸は柾目部分で作った品物が使い勝手や見た目も良いとされています。
桧と杉では加工や使い勝手、見た目も杉のほうが勝り人気が高いのだそうです。
そんなこんなで割り箸に当たっては杉のほうが高価なんだそうです。
いろんな適材適所があるものです。

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執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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