新型の杉集成フローリング

投稿日:2012年02月14日

とある剣道場の床材張替えにあたり杉集成材フローリングを作成中です。
剣道場に使われる杉集成材は、磨耗が激しいとか言われますが
現状の物よりある程度磨耗には強くできると思います。
フィンガージョイントを無くし、ラミナー幅を狭くして
ほとんど柾目で作ることができました。
杉集成材新型
よくある杉集成フローリングは、フィンガージョイント(つなぎ目)があり
ラミナーが広いためでしょうか板目と柾目が混合になっています。
つなぎ目や板目部分の磨耗が激しいのはたくさんの道場にて確認済です。
杉集成材フローリング
松なら硬いとも言われますが、
こんなにも板目・柾目混合だと板目部分の行く末は想像がつきます。
松集成材フローリング
こんな松集成材フローリングなら新型の杉集成材フローリングの方が長持ちすると考えます。
どうせ集成材で道場床を作るならこれくらいはしないといけませんね。
上がよくある杉集成材フローリング
下が新しく作った剣道場専用の杉集成材フローリングです。
杉集成材比較
まぁ何れにせよ剣士から集成材は滑りが激しいと言う声が大多数です。
時間と手間は多少かかっても厳選した杉無垢材の方が有利な点は多いでしょう。

無垢フローリング専門店 [木魂] 25年間で5,000件以上の実績を持つ木材コンシェルジュが世界各地の原木から厳選した無垢フローリングをご提供いたします。
東京都・新木場無垢フローリング専門店
全400種類の無垢フローリング
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無垢フローリング施工例一覧
無垢フローリング施工例

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

中学校の剣道場床工事

投稿日:2012年02月10日

中学校の剣道場床工事が始まります。
材木屋の利点を最大限に発揮するべく計画進行中!!
こちらが今回使用する木材です。
剣道場床材2

剣道場床材1

剣道場床材3
しっかりと計画的に乾燥された杉材です。
約500枚の検品が昨日終わりました。
本当に1枚1枚を確認していきます。
特に色あいです。ただ単に色を合わせているだけではないですよ。
とても面倒な作業です。
が、、、仕上りと稽古をよくする箇所を考えての事です。
剣道場床は、木材が一番重要だと言えますが、
その他にもクッションや木材の加工や仕上げなどが住宅とは違って特殊です。
一度、稽古していただければ一踏で違いが分ります。
どなた様もよくよく工夫して設計施工していかなくてはいけません。

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また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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特許出願しました

投稿日:2012年02月05日

株式会社五感では、国産材を使用した剣道場
普及を図るべく昨年末に特許出願を完了しました。
全国で様々な剣道場が建設される中、
ある程度の基準を作り世界中に剣道の道場と一緒に国産木材をPRできればと思います。
剣道場床建築工房
新しいことを考えたり作ったりすることは以外と簡単なのかもしれません。
どんな物事が世の中に新しいと受け入れて貰えるか?
そう考えると何事も基本・基礎が大切だと思います。
基本を知らずして何が新しいのか?何が型破りなのか?も理解できません。
別の業界の人がやってきて突然違う事を実行するのも新しい物事かもしれません。
しかし、長くは続かない様な気がします。
歴史や先人の知恵などから基礎や基本をしっかり勉強しなくては
新しい発見は難しいし何がどう新しいと判断することすら難しい。
と、考えると難関大学等を卒業している人は
しっかりと基本ができているということになるのかなぁと思います。
そこから一歩前に進めれば更に素晴らしいと思うのですが
その一歩がなかなか勇気がいったりする。
つくづく勉強は大切なんだなぁと思う今日この頃です。

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前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

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床材の隙間

投稿日:2012年02月02日

無垢フローリングは隙間ができる”とよーーく言われます。
確かに隙間はできちゃいます。
剣道場では少し違った印象を与えることが多いようです。
ここにAとBの床板があります。
両方とも杉材です。

A-1
実無し隙間無し
B-1
本実加工隙間無し
どちらとも冬季は乾燥し収縮します。
そうすると板と板の間に隙間が現れます。

A-2
実無し隙間有り
B-2
本実加工隙間有り
同じスペーサーを差し込んで隙間を作ってみましたが、
A-2は随分下の方まで見えているのに対してB-2は下の方まで見えていません。
なんだかA-2の方が随分下の方まで覗けるので少し心配な感じはします。
しかし、隙間の実寸としては両方とも同じ大きさです。
AもBも足で感じる隙間や段差も違いはありません。感じるのは視覚だけです。
両方とも断面を見てみます。
Bの方には実加工(凹凸加工)が施されています。
Aの方が床下まで見えるのに対して
Bの方は板厚の中心に凹凸があるので下まで見えません。
A-3
実無し拡大
B-3
本実加工拡大
この凹凸加工は、住宅などの床板には施工方法や隙間の目立ち難さなど非常に優れています。
先人からの知恵がとても詰まった加工だと言っても良いと思います。
しかし、こと剣道場の床材にとなると最適とは言えません。
この凹凸はとても折れ易くなっているのです。
「じぁ床板を厚くすればいいのではないか?」
そう思うのですが70mmの厚さでもこの通りです。
70年間道場に使われていた板
はたまた「床材の下に合板下地を入れれば良いのじゃないか?」とも思うのですが
剣道場はある程度の柔らかさを必要とします。
床を軟らかくして合板を使うと振動がかなりの範囲で伝わりますし
柔らかい上に凹凸の付いた物を施工すると割れます。
はたまた分厚い板を貼ると今度は柔らかさが犠牲になります。
剣道場の床は、なかなか問題山積です。
床材に無垢材を使った場合に隙間はできるのが当然としても、
収縮したり割れたりすることが容易に想像できる木材を使ってはいけません。
木材の目利きに自身がある素人よりも、少し自身の無い材木屋さんの方が数倍目利きは上です。
剣道防具の購入で痛い目に会う人も少なからずいらっしゃると聞きますが、
剣道をする防具屋さんよりも剣道をする防具職人さんから購入するのが良いとも聞きますし、
剣道をする防具屋さんよりも剣道をしていない防具屋さんで購入するほうがまだましとか。。。
まぁどこに重きを置くかにもよると思いますが・・・
滅多に木材が悪いということはありません。
木は、真冬も炎天下も自然の中で数十年、数百年生きてきたのでかなり強靭です。
取扱う人間の製造段階のミス・乾燥工程のミス・加工工程のミス・事前説明不足などで
木材が悪者にされていることがしばしばあります。
あまりにも割れたり、収縮したりするのには何か原因があります。
いずれにしても餅は餅屋で買うのが一番と言えるでしょう。

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木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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自宅に道場を作りたい!

投稿日:2012年01月20日

ここのところ、自宅に剣道場を設けたいと言う相談が増えてきました。
道場の大きさは6畳くらいから様々な大きさになります。
剣士にとって自宅に道場併設というのは夢のような話です。
現実的に道場を設けようと思うと色々な弊害も考えられます。
・騒音問題は?
・天井高はどれくらい必要なのか?
・神棚は設けるべきなのか?
・道場をどんな風に作るのか?
・誰に頼むべきなのか?
・風通しは?クッションは?木材は???
と、なかなかたくさんの問題が考えられます。
最終的に自分が死んだ後、道場は誰が何の為に使用するのか?
この問題は、全国各地の歴史ある道場が直面している問題です。
自分で道場を設けようとする人の様に馬力がある人は
ご子息でもなかなか現れることはないでしょう。
私が知っている個人道場の中で、
ちょうど良い大きさの道場だなぁと思うのは
8mx12mくらいでしょうか。
試合会場より狭いですが稽古には差し支えないと思います。
どれだけ大きくても稽古する皆で雑巾賭けができる大きさをお勧めします。
モップ掛けはホコリ取り、雑巾掛けは床磨きです。目的が違います。
道場造りの様々なご相談をお寄せください。
できる限り協力させていただきます。

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剣道場床建築工房

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フローリング
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前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

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