フローリングのロス率とは?見積もり数量とカットロスの考え方

「カットロス率を含めた数量で見積りしてください」と依頼を受けたらどうします?
お部屋の形や貼り方によっても数量は変わってきます。
図面でもフローリングの貼り方向がすべて指示されている図は少ないと思います。
ちなみに私は、今まで見たことがありません。
そこまで書かれているのならそもそもこんな問題は発生しないかと思います。
はいはい了解!!と言って3割増しくらいで見積もるべきなのか?
はたまたそもそもその依頼の仕方が間違っていますよ。
と、教えてあげればいいのでしょうか・・・
そりゃ余り過ぎたら怒られるし大切な資源がもったいないです。
足らなかったらそれはそれで現場が遅れる云々言われるし・・・
なぜ?分かってくれない。。。ただ面倒なだけじゃないのか???
毎度毎度、こんな図書いて説明するべきなのか?
乱貼りと筏貼り
と思っている材木屋さんは結構いると思います。
どうでしょう???

 

Q1. フローリングの「ロス率(カットロス)」とは何ですか?

施工時、部屋のサイズに合わせて床材をカットする際に発生する「端材(切り落として使えなくなる部分)」の割合のことです。お部屋の実面積ちょうどで購入すると材料が足りなくなるため、このロス率を見込んで実面積よりも多めに材料を手配する必要があります。

Q2. 部屋の図面がなくても、正確な必要数量は計算できますか?

正確な算出には図面が不可欠です。お部屋の形だけでなく、「フローリングを貼る方向」「板の割り付け位置」によってロス率は大きく変動するためです。詳細な図面がない場合は、一般的な目安として少し余裕を持った数量(通常5〜10%増し程度)でのお見積りをご案内しております。

Q3. フローリングの「貼り方」によって必要な数量は変わりますか?

はい、変わります。継ぎ目をランダムに配置する「乱貼り」と、継ぎ目を揃えて配置する「定尺貼り(筏貼りなど)」では、材料の取り都合が異なるためです。特殊な貼り方を希望される場合は、通常のロス率よりも多めに材料が必要になるケースがございます。

Q4. ギリギリの数量で注文して、もし足りなくなったらどうなりますか?

万が一材料が不足すると、追加発注分の配送を待つ間、現場の工事がストップしてしまうリスクがあります。職人さんのスケジュールや工期全体に影響が出るため、余り過ぎるのも資源の無駄ですが、不足によるトラブルを防ぐための余裕を持ってご発注いただくことを強くお勧めします。

Q5. 見積もり依頼時に、ロス率を含めた計算をお願いできますか?

はい、可能です。ただし正確なロス率を出すには、前述の通り「詳細な図面」と「貼り方の指示」が必要です。もしそれらがまだ決まっていない段階であれば、一般的な目安(例:実面積の1割増し等)での概算お見積りとなりますのでご了承ください。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)