朝鮮貼りは、短い木材を有効に使うための無垢フローリングの貼り方です。
本来は、大引に欠き込みを入れて床板を引っかける施工方法です。正確には、床板には本実(凹凸)加工が施されていませんので通常の無垢フローリングとは加工から異なります。最近では、朝鮮貼り風のデザインで無垢フローリングを施工される方もいらっしゃいます。長さが1820㎜の無垢フローリングを使って朝鮮貼り風の施工をしてみると、昔から見られる朝鮮貼りと少し違って間延びした感じがします。もし、捨て貼り合板方式で朝鮮貼り風の施工をされる場合は、床材の長さのバランスを検討してからの方が良いかもそれません。元々、長い材料が手に入るのであれば、朝鮮貼り工法自体が存在しなかったでしょう。
朝鮮貼り床工法は、京都府の河井寛次郎記念館で見ることが可能です。