森林環境税の創設
間伐等の森林整備ができず、荒廃した森林。土壌が流出し、根がむき出しになっている。
下層植生も乏しく、生物多様性も損なわれている。
昨年12月、政府は「森林環境税(※1)」の創設を決定しました。
「平成30年度税制改正大綱」によると、
パリ協定の温室効果ガス排出削減目標(地球温暖化対策)の達成や国土保全(※2)が
創設の目的となっています。
税収は地方公共団体に森林譲与税として配分され、山林所有者に代わって間伐を行ったり、
林業の担い手を育成したりする事業に充てることになっています。
なお、森林譲与税の施行は2019年、森林環境税は2024年としています。
荒廃している森林を活性化 森林環境税とは?

前田 英樹
木材コンシェルジュ
執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)
前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。
また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。
FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。
株式会社五感 公式サイト: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/