木材の真比重と気乾比重|気乾比重とは?木材選びに役立つ基礎知識と一覧表のご案内

投稿日:2016年03月11日

ちょいとメモ代わりに…
木材実質の比重は樹種による差はほとんどなく約1.5g/cm3で水に沈みます。
この比重のことを真比重と呼んでいます。

真比重に対して、木材を乾燥させた時の重さと
同じ体積の水の重さを比べた値を気乾比重と呼んでいます。
一般的に木材の比重と言う場合は気乾比重を指しています。
気乾比重は、木材の硬さや強度を表す基準とも言えるものですが、
計測する木材の水分含有量や、心材・辺材など木材のどの部分を
計測するかなどで値は変わってきます。

生材密度           生状態の密度

気乾密度(気乾比重)   気乾状態での密度

全乾密度(全乾比重)   含水率0%での密度

真密度 (真比重木材の空隙を一切取り除いた実質の密度で、細胞壁の密度と考える。)真密度(真比重)は、樹種によらず約1.5g/cm3 で一定。 


容積密度 未乾燥時の体積で全乾状態の重量を除したものどんな木でも真密度(真比重)は同じと言う事です。

気乾比重とは?木材選びの基礎知識

木材の性能を比較する際、「気乾比重(きかんひじゅう)」という指標が使われることがあります。では、この「気乾比重」とは一体何でしょうか?
気乾比重とは、木材が空気中で自然乾燥し、含水率が約15%前後になったときの重さを、その体積で割った値を指します。単位は「g/cm³(グラム毎立方センチメートル)」で表されます。

この数値は、木材の硬さや重さ、密度感を示す目安となるため、床材や家具材、構造材を選ぶ際にとても重要です。

比重との違い

「比重」とは通常、水を基準とした重さの比率を示す言葉ですが、「気乾比重」は木材がある程度乾燥した状態での比重を示しています。つまり、「完全乾燥(含水率0%)」ではなく、「日常使用に近い乾燥状態」での密度を反映している点が特徴です。

 

気乾比重が高い木材・低い木材

気乾比重が高い木材は、重くて硬い傾向があり、耐久性や重厚感を重視した用途に適しています。
例:ナラ、カリン、ケヤキなど。

一方で、気乾比重が低い木材は軽くて柔らかく、加工性が高いため、DIYや軽量家具、内装材などに向いています。
例:スギ、ヒノキ、パインなど。

 

当社が取り扱う無垢フローリング材については、下記ページの「木材性質一覧表」で、各樹種の気乾比重や硬度などを確認できます。

木材性質一覧表はこちら

 

木材選びには「気乾比重」の理解が不可欠

無垢材は見た目の美しさだけでなく、素材の重さや堅さ=気乾比重を理解することで、使用目的に合った最適な樹種選びができます。
ぜひフローリングや家具材を検討される際には、「気乾比重」という視点も取り入れてみてください。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

宮崎県での剣道場床工事

投稿日:2016年03月10日

宮崎県の剣道場床工事現場より。
着装準備!
今日はこれまで…
剣道場床工事

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執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

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また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

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長い鋼製束

投稿日:2016年03月07日

床下の高さをあまり気にせずに床を組み上げる事ができる
とっても便利な鋼製束や鋼製大引きという物があります。
全国の体育館や武道館に使用されています。
剣道場用や柔道場などの鋼製束や鋼製大引きは、そのもの自体にゴムクッションを組み込んで弾力を得ようと設計されています。
ほとんどの物は、鋼製の板でゴムクッションを抱き込むような感じで作られています。
パッと見て、力を吸収してゴムが膨らんだら力はどこに逃げるのだろう?と考えてしまいます。
かなりの力が鋼製束に掛かっているのだろうと想像します。
この状態が続くと金属は割れてしまいます。
画像右側の鋼製束は、ゴムクッションを抱いていた金属が折れています。
左側の銀色のクッション無しの鋼製束は、補強の為に追加した物になります。

鋼製束の割れ
やはりよく使用する床の床下地はこの様な現象が多く見られます。
使用期間や環境によって傷みが来る時期はまちまちですが、
思ったよりも結構早い時期にこの様な不具合が出るんですね。

鋼製束の割れ2
鋼製束は床下高さの調整には便利ですが、
高く(深く)すればするほどコケたりする可能性が高くなります。
あまり気が付かない部分になりますが、設計段階で床下懐も要確認ですね。

 

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執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

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宮崎県での剣道場床工事

投稿日:2016年03月04日

新規に剣道場床が設置される下地の調整がほぼ完了しました。
宮崎県日章学園剣道場

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都城島津家住宅剣道場に行ってきました

投稿日:2016年03月03日

こちらの記事は、以下へ移行いたしました。
剣道場建築工房・剣道場探訪記

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また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

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