無垢フローリングのすき間(クリアランス)の必要性について

無垢フローリングの突き上げ
無垢フローリングの突き上げ

フローリングから何か飛び出ていますね???
無垢フローリングスペーサー (3)
通常、無垢フローリングの施工では、隣り合うフローリングとの間にすき間(クリアランス)を取って施工してくださいと記載があります。
このすき間の役割としては、無垢フローリングが湿気によって膨張した際に床が盛り上がってこないようにするための物です。

無垢フローリングの突き上げ実験・木材の動き

無垢フローリングの施工においては、とっても重要なポイントになります。たまに「無垢フローリングは、すき間が出来ちゃいますよ~(p_-)」なーんてセリフを聞くこともありますが、元々すき間を空けて貼る物ですからね。
無垢フローリングスペーサー (1)
無垢フローリングをご自身で施工をしたことのないお施主様にとっては、「そんな均等にすき間を空けて工事ができるのかなぁ?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

でも、すき間を空けること自体はそんなに難しい作業でもないんですよ。フローリングを貼り合わせる際にスペーサーを挟み込んで寄せて、ボンドと釘で固定していきます。ボンドが乾いてからスペーサーを抜いてしまえばほぼほぼ均一にクリアランスの取れたフローリング貼りの出来上がりです。フローリングからたくさん飛び出している白いものは、スペーサーと言う事になります。「すき間(クリアランス)を取らなかったらどうなるの?」とお施主様から問い合わせを頂くこともたまにございます。何となく状況は判断できるのですが、特に梅雨時から夏場にかけて湿気が多い時期に床が盛り上がる可能性があると言う事です。
無垢フローリングスペーサー (2)
「じゃあ、すき間(クリアランス)を取らずに施工した場合はどうしたらいいの?」
ここまで聞かれると、お施主さんではなく施工した方がスペーサーを使わずに施工したんだな。と想像できます。お施主さんは、施工要領書を工事店さんに渡しているのですが、読んでいただいていないのでしたらスペーサーは使わないかもしれませんね。
「この方法で何年もやってきているから大丈夫!」と言われるのなら大丈夫かもしれません。でも「この大丈夫!」が時に、「品物が悪い」にミラクル変化します。お施主様も、お時間がある限り施工現場に出向いていただき無垢フローリングに関わらずどの商品も施工要領書通りに施工されているか確認してください。

お施主様でも、パッと目で見て確認できる箇所は相当あります。断熱材の施工方法や施工場所、金物の配置や数量、木材の欠損などなどたぶん、かなりの確率で現場の方々には煙たがられると思いますがそこは大黒柱となるお施主様なので嫌われないようにうまくやってください。施工される職人さんにはご面倒をお掛けいたしますが、施工要領書は必ずご一読いただきます様にお願いいたします。

実際に使用するスペーサーはあどの様な物が良いのでしょう。以下で解説しております。
無垢フローリング施工時に隙間(クリアランス)を設けるためのスペーサー

 

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