木材の原料は何だと思いますか?

木材の原料は何だと思いますか?
なんだか子供にする質問みたいですがなかなか
上手く答えられない事が多いようです。
実は、私も上手く答えられない人の中にいました。
私は、誰かに教えてもらったのか?どこかで聞いたのか?は分りませんが、
樹木は、根っこから土中の栄養分をたくさん吸収して大きくなる。
と思っていました。

もちろん土中からも水と一緒に窒素・リン・カリなどの養分を吸収します。
そこで疑問がわいてきます。これらは全て無機物です。
木材の主成分であるセルロール・ヘミセルロース・リグニンは
全て炭素(C)を含んだ有機化合物です。
根から吸収する、水・窒素・リン・カリからはどうしても有機化合物はできません。
では、どこでどうやって炭素(C)を作るのでしょうか?
答えは、誰もがみんな一度は耳にしたことがある「光合成」によって作られます。
光合成とは、木や植物が大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して
酸素(O2)を放出する事を指します。
木は、酸素(O2)を作ってくれてるのか!光合成バンザイです。(^^)v
と、ここまでは誰もが何となく知っている部分ですね。

吸収した二酸化炭素(CO2)から酸素(O2)が出ていったので炭素(C)は木に残ります。
木の原料である炭素(C)は光合成により溜め込んでいる訳ですね。
この炭素(C)が木材の原料となるわけです。
木は、大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して酸素(O2)を放出します。
溜め込んだ炭素(O)は、燃やさない限りはずっと木の中に貯蔵しています。

また、計画的に伐採された木材をたくさん使って建てた住宅であれば、
その住宅部材である木材を燃やさない限りは
炭素(C)を長時間に渡って貯蔵している住宅という事になります。
この事が木材を使う大儀の一つでもあります。
可能な限り、計画的に植林伐採された木材を利用していただけるように
この大儀を広めていければと思います。

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