タモ(アッシュ)のフローリングも高いものから安い物までたくさんあります。
無垢フローリングは、暖かい、調湿効果が高い、優しいなどのメリットを
聞いて選ぶ方が多いのは確かです。
しかし、同じくらいデメリットと感じる部分も有ると思います。
また、デメリットと感じる部分を味や風合いと捕らえる方も居られますし、
そうでないかともいます。
掃除やメンテナンスが面倒臭い方や、丁寧な生活が出来ない方は、
合板フロアーのをお勧めします。
木を使っている筈なのに、梅雨時期になると足触りがペタペタする
合板フロアーやウレタン塗装品に不信感を抱かれるか?
傷や隙間や凹みや変色など無垢フローリングの特徴があっても
サラッとした足触りが快適と感じるか?
両方求めるのは難しい問題ですね。
35年もローンを組んだのに、20年くらいしか使えない物を選ぶか、
ローン中になるべく補修費用が掛かりにくいものを選ぶか?
そう簡単に、「無垢フローリング」と言うキーワードだけで選ば無い方が無難です。
『あくまでも、それはいまこの瞬間の事で、明日はまたどうなるかわからない。
そういうものが家であり、人間であり、人間の生活であるからだ。』
木が反ると書いて板です。
合板フロアーのカタログには、傷が付き難い、汚れに強いよ、凹みにも強い、
割れ難い、磨耗性が高いなどが「フローリングの悩みの答え」として書かれています。
それを解消するには、どれだけのボンドや石油由来の塗料が使われていることでしょう。
合板フロアーの断面を見るとミルフィーユみたいになっています。
そこに疑問を抱いてみてもよいのではないかと思います。