「グリン材の割れは当たり前。欠陥ではない」とした判決が与える影響

「グリン材の割れは当たり前。欠陥ではない」とした判決が与える影響…日経BPより
在来木造住宅の新築工事に未乾燥のグリン材を納入され、完成後に梁が大きくひび割れて補修を余儀なくされたとして住宅会社が木材業者を訴えていた裁判(東京高等裁判所)で、住宅会社が全面的に敗訴した・・・

以前も私のブログでもご案内させて頂きましたが困ったものです。
これでは言いたい放題のやりたい放題です。
この他にも材木が痩せてボルトが緩むのも木材業者の瑕疵だと言われたりもするそうです。
確定判決は、住宅会社は“建築のプロ”として材料の選定責任を全面的に負う立場にあると認めており、仕事への影響は避けられないだろう。安価であるという理由でJAS規格外の含水率のグリン材を構造材として使う場合には、建築主へ事前に説明してその合意を得る、ボルトの締め直しなど施工上の対策を入念に行うといった対応を心がけないと、大きなリスクを負うことになる。
木材は事前説明が非常に重要となっています。

しかし、現在では“建築のプロ”より“不動産のプロ”が起している問題かもしれません。
“不動産のプロ”からは「無垢のフローリングって大丈夫ですか?」と言った問い合わせが
たくさんあります。
何が大丈夫で、何が大丈夫でないかも分からずにただ単に
「無垢のフローリングって大丈夫ですか?」です。
お施主さんも業者も“不動産のプロ”にあまりにも求めすぎなのかもしれませんね。

無垢フローリング
無垢フローリング専門店 [木魂] 25年間で5,000件以上の実績を持つ木材コンシェルジュが世界各地の原木から厳選した無垢フローリングをご提供いたします。
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木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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