大阪府吹田市にある日本建築総合試験所で
GBRC業務説明会に参加しました。
こちらへは2004年に床衝撃音実験を実施していらい13年ぶりです。
説明会の内容は
「内装リフォーム工事における床衝音遮断性能確保の留意点」です。
講習会のようなものですね。
以下が今回の説明会内容です。
・床衝撃音遮断性能とその性能表記について
・床仕上げ材の選定・施工における遮音性能確保の留意点
・質疑応答
・床衝撃音実験施設見学





説明会の内容としては、
非常に分かりやすくまとめられた内容で大阪まで行った甲斐が有りました。
質疑応答時に質問もさせて頂きましたが、
あまり突っ込んでいってはいけない部分があるということも分かったので
お施主様や階下の方へのの説明の際には気をつけようと思います。
全体的には本当に勉強になった説明会でした。
また機会があればぜひ参加してみようと思います。
以下メモ
軽量衝撃音⊿LL(Ⅱ)のⅡは二重床のⅡと覚える
藁床畳は⊿LL(Ⅱ)4程度である。
重量衝撃音については、
直貼り方式は影響は受けにくく乾式二重床は影響を受けやすい。
直貼り方式や畳、カーペットは低音域の低減量が
ほぼ0dbであることが分かっている。
乾式二重床では、仕上材を一般フローリング以外のものを使用する場合、
それぞれの仕上げ材での床衝撃音低減性能や捨て貼り材の追加など、
事前に各二重床メーカーに確認する。
二重床の標準試験体の床高は120~150mm
カテゴリーⅡの試験床厚=RC,厚200㎜
(カテゴリーⅠの試験床厚=RC,厚120~210㎜)
↓
既存物件で直貼りフロアーが施工されていた
スラブ厚150㎜の物件にカテゴリーⅡの製品を使用すると
⊿LL-(Ⅱ)のデータへの置き換えができるのか?
二重床の懐高は80mm以上を推奨
↓
床下空気層の厚さで性能が変わる
二重床で懐が80㎜以下の場合は
グラスウールなどを充填して共振を抑える工夫が必要
↓
試験データが無いのでいかがなものかと思う?
試験報告書の床高さと現場での使用高さが異なると
その試験報告書は厳密には当てはまらない
↓
標準試験体のみで試験を行っている製品は
床高を低くすることで軽量衝撃音は危険側へと向かう
※参考:悪い・・・120~130㎜程度<150㎜程度<200㎜程度・・・良い
正確には床懐空気層厚さが影響する(2008.GBRC業務務説明会より)
二重床は、現場の状況に合わせて床高を変更できるのでメリットは大きいが
その自由度の為に標準試験体とは異なる施工がほとんどになる。
実際現場では天井高を確保しようと最低床高で
乾式二重床を組むのが普通だと思います。
そうすると試験場でデータを取得した製品と同じ製品が
現場で使用(再現)されてるとは思えない。
直貼りフロアーや畳やカーペットは、
製品その物の厚さを変更する事が不可能である。
床高が変更できないために
試験場でデータを取得した製品をそのまま使用する事になる。
乾式二重床は、標準試験体の高さ以上で施工しなければいけない。
そんな現場があるのかなぁと思ってしまう…
マンション内装リフォームと
床衝撃音遮断性能に関するFAQ
Q1. マンションのリフォームでよく聞く「床衝撃音遮断性能」とは何ですか?
A. マンションなどの集合住宅では、上階の音が下階に響かないよう、管理規約で床の遮音性能(防音性能)が定められています。
一般的には「L-45」や「L-40」といった等級(L値)で表され、数字が小さいほど遮音性能が高いことを示します。リフォームの際は、お住まいのマンションの管理規約で定められた数値をクリアする床材や工法を選ぶ必要があります。
Q2. カタログに記載されている遮音性能(L値)は、そのまま信用して良いのでしょうか?
A. 実は、カタログ等の試験データは「標準試験体」という特定の条件下で測定された数値です。
実際のマンションのリフォーム現場では、床下の空間(懐)の高さやスラブの厚さなどが試験環境と異なることが多く、必ずしもカタログ通りの性能が出るとは限りません。特に「乾式二重床」の場合は、施工条件によって性能が左右されやすい傾向があります。
Q3. 「乾式二重床」のリフォームで気をつけるべきポイントは?
A. 乾式二重床は、床下の高さ(懐)が十分に確保できないと、遮音性能が低下するリスクがあります。
試験データ通りの性能を期待するには十分な床高が必要ですが、リフォーム現場では天井高を確保するために床高を低く設定しがちです。床下が狭い場合は、グラスウールを充填するなどの追加対策が必要になることもあるため、専門的な知識を持った業者への相談が大切です。
Q4. 「直貼りフローリング」の遮音性能について教えてください。
A. 直貼り(コンクリート床に直接貼るタイプ)は、製品そのものの厚みや構造が施工によって変わることがありません。
そのため、試験データと実際の現場での性能差が出にくいという特徴があります。二重床のように現場の床高で性能が変動することが少ないため、ある意味で計算が立ちやすい工法と言えます。
Q5. リフォーム時の騒音トラブルを避けるために大切なことは?
A. 適切な床材選びはもちろんですが、階下の方への配慮と説明が欠かせません。
「試験データで性能が出ているから大丈夫」と過信せず、現場の状況に合わせた施工計画(床の高さや工法の選定)を行うことが重要です。私たち木魂では、専門家の視点から、お施主様や管理組合様へ誠実なご説明ができるようサポートいたします。
