カナダで世界一高い木造の建物が建てられる

木造建築最高
ブリティッシュコロンビア大学の18階建ての学生寮「ブロック・コモンズ」。
高さは53メートルに達する。
ブリティッシュコロンビア大学広報部が伝えた。
「ブロック・コモンズ」は、木材、鋼鉄、コンクリートでつくられた14階建て以上の初めての建物。
コンクリートが基盤となっており、2本のコンクリートのコアが木の支柱と一緒に
17階の各階を仕切る木造の天井を支えている。
建設費は5150万ドル。学生寮には約400人の学生が暮らす予定。
長い間ロシアで最も高い木造の建物は「スチャーギン・ハウス」だった。
「スチャーギン・ハウス」は13階建てで、高さは38メートルだった。

 

Q. カナダで完成した世界最高層の木造ビルは、どのような建物ですか?

カナダのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)に建設された「ブロック・コモンズ(Brock Commons)」という学生寮です。高さ53メートル、18階建てという、完成当時では世界で最も高い木造建築物として注目を集めました。

Q. なぜ高層ビルを木造で建てることが可能になったのでしょうか?

CLT(直交集成板)という、木の板を層状に重ねて接着した強固なパネル材料が開発されたことが大きな要因です。これにより、従来の木材では難しかった高い強度と耐火性能を確保できるようになり、高層化が実現しました。

Q. 木造で高層建築を建てるメリットは何ですか?

最大のメリットは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出を大幅に削減できる点です。また、工場で加工したパーツを現場で組み立てるため、工期を劇的に短縮(この事例では予定より4か月短縮)できることも大きな利点です。

Q. 木造ビルの安全性や耐火性は問題ないのでしょうか?

最新の木造技術では、木材の厚みを利用して表面が焦げても芯まで燃え進まない性質を活用したり、石膏ボードによる被覆を組み合わせたりすることで、鉄筋コンクリート造と同等以上の耐火基準をクリアしています。

Q. 日本でもこのような木造高層ビルは増えていくのでしょうか?

はい、日本でも法改正やCLT技術の普及により、中高層の木造建築が徐々に増えています。都市部を「燃えない街」から「燃え代のある豊かな木の街」へと変えていく動きは、これからの持続可能な社会において非常に重要なトレンドとなります。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)