剣道場などでウレタン塗装を剥がしてオイル塗装に変更するのは非常に危険です。

剣道場床専用オイルを販売しておりますので、剣道場床のお問い合わせもいただきます。

その中でもお勧めできない危険な施工方法についてご紹介させていただきます。

剣道の足捌きの基本は擦り足だとよく聞きます。剣道場床がウレタン塗装で摺り足の稽古ができないからと言って、安易に研磨してウレタン塗装を剥がすと、そこには危険が潜んでいます。

以下Pdfでご確認いただけます。

ウレタン塗装を剥がしてオイル塗装に塗り替えの危険性①

ウレタン塗装を剥がしてオイル塗装に塗り替えの危険性②

 

剣道場床のウレタン塗装に関するFAQ

Q. 滑りすぎるので、剣道場のウレタン塗装を剥がしてオイル仕上げにできますか?

A. 結論から申し上げますと、その工事は非常に危険であり、決してお勧めできません。
「滑りすぎる」「止まりすぎる」というお悩みは痛いほど分かりますが、ウレタン塗装ありきで設計された床を安易に研磨して塗装を剥がすと、床の強度が著しく低下し、重大な事故につながる恐れがあります。

Q. なぜ塗装を剥がすだけで危険な状態になるのですか?

A. 塗装を剥がす研磨作業(サンディング)により、フローリングの表面が1~3mmほど削り取られ、板が薄くなるからです。
多くの体育館用フローリングは、ウレタン塗膜が接着剤のような役割を果たし、強度を補完しています。その塗膜を削り落として板自体も薄くなると、剣道特有の強い踏み込み(約700kg〜1tの衝撃)に耐えられなくなってしまいます。

Q. 具体的にどのような事故が起きる可能性がありますか?

A. 最も多いのは、薄くなった実(サネ)部分が割れて発生する「ササクレ」が足裏に刺さる事故です。
また、ウレタン塗装によって押さえつけられていた「木栓(ビス隠し)」が飛び出し、足の爪が剥がれるという恐ろしい事例も報告されています。一剣士としても警告いたしますが、安易な改修は怪我の元です。

Q. すでにウレタン塗装が劣化して剥がれかけている場合はどうすれば?

A. 剥がれた部分を放置すると、そこから水分が侵入し、腐食や黒ずみの原因となります。
ただし、DIYで削ったりせず、まずは専門家にご相談ください。劣化状況によっては再塗装で対応できる場合もありますが、「無塗装(オイル仕上げ)の感触」を求めるならば、本来は床材の張り替えが必要なケースがほとんどです。

Q. 剣道に適した安全な床にするには、どこに相談すれば良いですか?

A. 無垢フローリング専門店「木魂(こだま)」にご相談ください。
私自身も剣道五段を有し、40年にわたり木材業界に身を置く者として、「弾性剣道場床」など、剣士の足腰を守る安全な床作りをご提案させていただきます。現在の床の状態診断も含め、お気軽にお問い合わせください。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)