同じ樹種でも違いは歴然

『杉材は、柔らかくて弱いですよね。』セリフの様によく聞きます。
確かにそうかも知れませんが一概には言えないようです。
杉年輪
上の画像の3枚は。色や年輪の厚さや数がそれぞれ違いますね。
お菓子のバームクーヘンに近いかもしれません。
層を分厚く作ると早く丸くなるけど食感が・・・だったり
うすーく何層にもすると硬くなり過ぎたり・・・
赤松でも同じことです。
松年輪
木は、「俺って強いぜ!」「腰があるぜ!」などなど
全く何も言っていないのに
人間が勝手に数値をつけて決め付けるのは危険です。
私だったら隣の人と同じだと言われたら、
色々違うところも言えますよ。
決して木が悪いわけではございません。
使い方次第だと思います。
非常に難しいので材木屋さんに聞くことをお勧めします。
材木屋も1件ではダメですね。
何件かに聞くことをお勧めします。
聞きたいけど時間が無い・・・
コレは住宅造りの計画から失敗です。
ある程度時間を掛けた住宅造り計画を心掛けましょう。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

2件のコメント

  1. そうなんですね、、、
    でも、できてしまうと、床は見にくいから難しさもありますね。
    まぁ、すごい人なら、表面からでも、あるいは足や手を通してわかるんでしょうけど。
    また、何に使うかなどの塩梅、個々人の趣向というのもあるんでしょうね。
    偶然にも、先日お話していた木刀の話をぶろぐにしました。
    http://kendo610.blogspot.com/2011/10/23.html
    いつも、ブログ楽しみにしています。
    また、よろしくお願いします。

  2. 610さま
    コメントありがとうございます。
    なかなか気に入った木刀は見つかりませんよね。
    現在の木刀の作り方は、刃物がグルグル廻っている機械に棒を突っ込む削りだし方式です。
    それぞれの木の癖を見抜いて形にしていく造りは
    手造りならではです。
    作成の手間代が違ってきますが、その価値を見れる方に使っていただければ木刀も嬉しいでしょうね。

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