無垢と合板の違いを実験!無塗装・ウレタン塗装の結露比較

無垢フローリング・無塗装品とウレタン塗装と合板フロアー
無垢フローリング・無塗装品とウレタン塗装と合板フロアー

左から桧フローリングのウレタン塗装品・無塗装品・合板フロアーです。
冷蔵庫から出してしばらく手を置いてみました。
手を放してみると…
無垢フローリングの無塗装品がサラサラなのに対して、
無垢フローリングでもウレタン塗装品と
合板フロアーの表面には結露が見られます。
結露を起すと言う事はカビが生えやすいと言う事です。
カビが生えやすいと言う事は、それを餌とするダニが寄りやすい。
ダニの糞や死骸がハウスダストの一部原因だとも言われています。
無垢フローリングは、材の痩せからフローリング同士に隙間ができます。
その隙間にダニが住むから隙間の開かないものにしましょうとも言われます。
しかし、隙間ができたからと言ってダニが好んで寄って来るのでしょうか?
少し疑問に思いますね。

 

 

無垢フローリングと結露に関するFAQ

Q1. 無垢フローリングは結露しやすいですか?

仕上げの塗装方法によります。実験の結果、表面を塗膜で覆う「ウレタン塗装」の無垢材は結露が発生しましたが、「無塗装(または自然オイル塗装)」の無垢材はサラサラの状態を保ちました。木が呼吸できる状態であれば、優れた調湿作用によって結露を防ぐことができます。

Q2. 合板フロアーと無垢材(無塗装)では、どちらが結露に強いですか?

圧倒的に「無垢材(無塗装)」の方が結露に強いです。合板フロアー(複合フローリング)は表面が樹脂や厚い塗装で覆われているため呼吸ができず、冷蔵庫から出した実験でも表面に水滴(結露)がつきました。一方、無塗装の無垢材は湿気を吸い込み、表面が濡れることはありませんでした。

Q3. フローリングが結露すると、どんな悪影響がありますか?

結露は水滴ですので、放置すると湿気となり「カビ」が発生する原因になります。さらに、そのカビを餌とする「ダニ」が繁殖しやすくなります。ダニの死骸や糞はハウスダストとなり、アレルギーの原因にもなり得るため、住環境の健康を考えると結露対策は非常に重要です。

Q4. 無垢フローリングの隙間にダニが湧くと聞いたのですが?

その心配は少ないと考えています。ダニは「湿気とカビ(餌)」がある場所を好みます。無塗装の無垢フローリングは調湿作用で常に乾燥した状態を保つため、ダニにとっては住みにくい環境です。逆に隙間がなくても、表面が結露してカビが生えやすい合板フロアーの方が、ダニのリスクが高いと言えるでしょう。

Q5. 結露対策としておすすめの無垢フローリングはありますか?

木の呼吸を妨げない「無塗装品」または「自然塗料(オイル仕上げ)」の無垢フローリングをおすすめします。特に桧(ヒノキ)や杉などの針葉樹は、空気を多く含み調湿性能が高いため、足触りもサラッとしていて快適です。逆に、無垢材であってもウレタン塗装をしてしまうと、結露のリスクは合板と同様になるためご注意ください。

 

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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