霧島松を求めて・・・

霧島松を求めて九州にやってまいりました。
ちなみに霧島松とは・・・
霧島国有林内のアカマツを銘柄化して販売するための呼称に由来する。
霧島連山を中心とした広大な地域に産するもので、宮崎、鹿児島両県にまたがる国有林、民有林内の自生アカマツで、樹齢200年以上のものを銘木としていた。関西方面では霧島地方のマツを「日向松」と呼んでいたのが全国的に広がり、一般に霧島松を日向松と呼称する習慣が定着した。近年大木は減少し、ほとんど生産されていない。
材の特徴は以下のとおり。
①通直、完満で、枝下高が長く、節が少ない。
②赤味が多く、年輪が揃っていて、色はピンクがかり、
良材は拭き込むと光沢が出て、関西方面では上品なマツ材として賞味された。
(銘木史:銘木史編集委員会(S61.2.20,全国銘木連合会))

関東方面での剣道場床で最近良く耳にする霧島松フローリングがどのような物なのかも見てみたいと思います。当社でも剣道場用国産赤松集成材フローリングは取り扱っています。

まずは、九州最大の丸太の集積市場です。この日は、半年に一度開催される記念市日なので荷物も特に多く集まります。見渡す限りの丸太です。そのほとんどが桧と杉の丸太になります。
熊本木材市場 (2)
中にはこんなに素晴らしい杉の丸太もありました。
熊本木材市場 (1)
広葉樹・雑木は、杉や桧とは違う場所で出品されています。量は杉・桧の10分の1位の量でしょうか。それでもたくさん見られます。
熊本木材市場 (5)
この中からも赤松はこの1本だけでした。ちなみに霧島赤松ではございません。
市場の方に霧島赤松のことを訪ねてみましたが、台風の後に数本出るかで無いかの丸太で出材するかどうかも九州森林管理局が決めることなのでなかなか手に入れることも難しいようです。
熊本木材市場 (3)
熊本木材市場 (4)
これから実際に霧島赤松が生息している霧島山に行ってきます。

霧島山に登って来ました
霧島松を求めて・・・
銘木霧島松で作る本物の霧島松フローリング
霧島赤松集成フローリングは霧島松を使用しているフローリングなのか検証しました

 

 

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剣道場床建築工房

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木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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