今日は、お施主様と共に百々桧の山に原木を選びに行きました。
もちろんお施主様が自分の家に使う木材になるための丸太を伐採するためです。
それなりに険しい道のりですがとっても楽しく大満足でした!
入山前に百々桧の時代背景や環境について一通り山主からご説明があります。
明治30年前後に植林された木は、間伐の時期などを含めて計画的に育てられています。
私もお施主様も真剣に聞き入っています。
麓の林場には、既に切り出された丸太がたくさん積み上げられています。
大体この場では、100年生の木でこの細さには皆さん驚かれます。
川も渡って行くほどの楽しく険しい道のりです。
だんだんドキドキわくわくしてきます。
数十分歩いた後、間伐作業現場に到着です。
どの木を伐ろうかときこりのおじさんと相談中です。
伐採する木が決まったら初めにチェーンソーで切れ目を入れます。
そこにクサビを打ち込んでいきます。
ここからはお施主様自身でクサビを打っていきます。
まさにこれからご夫婦で自分達の住宅に使う木を伐採するのです!
まずはご主人さまからです。
トーン トーン トーン…
奥様と交代でクサビを打ち込んでいきます。
トーン トーン トーン…
ご主人さまが最後に
トーン トーン トーン…
ミシッ!
ミシミシッ!!
見事に間伐成功です。ちなみにこの山は、100年経っても間伐です。
ずいぶん辺りも陽が入り明るくなりました。
自分達で伐採した木を自分達の住宅に使う事になります。
将来、子供達やお孫さんに「この材木は、お父さんとお母さんが伐って来たんだぜ!」と
代々言い伝えることもできます。
材木屋でもお施主様と喜びを分かち合えるんですね。
もちろん多少の時間や手間は掛かりますが、
お施主様の喜ぶ顔がみられるのは嬉しい限りです。
長い流通を経てお施主様の元へと流れていくことの多い木材ですが、
お施主様の感動や山の思いも流通に流れるように工夫していきたいと思います。
平日限定ですが、この山の木を自分達で伐採し、伐採した木を責任を持って使いきろう
と思ったお施主様は是非ご連絡ください。
フローリングはもちろんですが、構造材・羽柄材なども伐った木で作ることが可能です。
私達もできる限りご協力させていただきます。