中学校武道の必修化 文部科学省

剣道場の床について質問が来たのをきっかけに、
「中学校武道の必修化」が気になったので少し調べてみました。
中学校武道の必修化 -文部科学省HPより-
文部科学省では、平成20年3月28日に中学校学習指導要領の改訂を告示し、
新学習指導要領では中学校保健体育において、武道を含めたすべての領域を
必修とすることとしました。
武道は、武技、武術などから発生した我が国固有の文化であり、
相手の動きに応じて、基本動作や基本となる技を身に付け、
相手を攻撃したり相手の技を防御したりすることによって、
勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わうことができる運動です。
また、武道に積極的に取り組むことを通して、武道の伝統的な考え方を理解し、
相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する運動です。
文部科学省の見解によると、武道は運動と言う事です。
どこのどんな武道に相手を攻撃する事から教える流派があるのでしょう???
私が知る限り剣道にいて「勝敗を競う合う楽しさ」なんて言葉は一度も聞いた事は無い。
勝敗のことばかり考えていたら確実におかしな指導になるだろう。
竹刀振りを極めて警察官の強化選手にでもなればいい。
戦争で勝敗を考えるとしたら核武装すれば良いのか?
こんな思想が「我が国固有の文化」だとは必ずしもいえないだろう。
また、「武道の伝統的な考え方」など剣道経験者でも教える事は難しいように思える。
現在剣道では、ほとんどが無流派であり、思想や指針も無いチャンバラに過ぎない。
こうなると技は教えられない。結局は一子相伝が正解なのだろう。
チャンバラだと思って運動程度に留めておくのが良いのかもしれない。
一応、日本剣道連盟では…
剣道とは何か
「剣道」とは、日本の武士が剣(日本刀)を使った戦いを通じ、
剣の理法を自得するために歩む道を指し、剣道を学ぶということは、
この剣の理法を学ぶことを意味します。
敢えて言えば、剣の理法の奥にある武士の精神を学ぶことが重要で、
剣の操法を厳しい稽古を通じて学ぶことは、その為の一つの手段と見られています。
これが剣道の目的が「人間形成の道」と言われている理由です。
私はただ単に、「世界が平和でありますように」と祈るばかりです。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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