故郷の無垢フローリングで暮らす|地元の木を選ぶメリットと相談方法

投稿日:2018年01月11日

無垢フローリングショールームでお施主様と面談している中でぜひ、生まれ故郷の無垢フローリングを採用してみたいと言う声も頂いております。

故郷の木を使うことは、地球の未来を守ること

無垢フローリングを選ぶ際、もう一つ大切にしたい視点が「ウッドマイルズ(木材輸送距離)」です。
ウッドマイルズとは、「木材が伐採された場所から消費者の手元に届くまでの距離」のこと。遠い海外を故郷とする木材は、輸送時に船やトラックから多くの二酸化炭素(CO2)を排出します。

一方で、私たちの身近な地域や国内を故郷とする「国産材」を選ぶことは、この輸送エネルギーを最小限に抑え、地球環境への負荷を減らすことにつながります。

日本の豊かな森で育った木を、その故郷に近い場所で使う。 この「地産地消」の選択は、森林の適切な整備を促すだけでなく、脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩となるのです。

無垢フローリング専門店木魂では、日本全国各地から無垢フローリングを取り寄せる事が可能です。

MAPに記載のない都道府県からも取り寄せられる可能性は十分にございますので是非お問い合わせください。

故郷の無垢フローリング よくあるご質問

Q. 自分の故郷の木を無垢フローリングとして使うことはできますか?

A. はい、可能です。日本各地には素晴らしい木材資源があります。木魂では、お客様のゆかりのある地域の木材を調達し、高品質な無垢フローリングとして住まいに取り入れるお手伝いをしています。地域によっては樹種が限られる場合もありますので、まずはご希望の場所をお知らせください。

Q. 「故郷の無垢フローリング」を選ぶメリットは何ですか?

A. 最大のメリットは、家に対する深い愛着と物語が生まれることです。生まれ育った土地の空気で育った木に囲まれて暮らすことは、住む人に安心感を与えます。また、地産地消として地域の林業を支え、環境負荷を抑える貢献にもつながります。

Q. 特定の地域の木を使いたい場合、どのように探せばよいですか?

A. まずは無垢フローリングの専門店にご相談ください。木魂では全国のネットワークを活かし、特定の地域で産出された材を加工して仕上げることが可能です。原産地証明の発行など、トレーサビリティが確保された材をご提案します。

Q. 故郷の木を使う際の注意点はありますか?

A. 地域によって供給できる樹種や時期が異なります。また、フローリングとして長く安定して使用するためには、適切な乾燥・加工技術が不可欠です。品質基準をしっかりと満たした材を選ぶことが、完成後のトラブルを防ぐ鍵となります。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/