下の画像は、武道場に使われる杉材です。
末と元から撮影しています。
どちらから見ても赤身が張っています。
更には節も少ない上小節以上の物ばかり。
45㎜厚の150~270㎜幅まで約3000枚を自然乾燥しています。
もちろん長さは4000㎜です。
たぶんこんな事されている会社は日本中探しても無いと思います。
日本だけではなく、海外からも本格的な武道場の床材は
ほとんどと言っていいほどこちらから出荷されている様です。

こちらの在庫は、ほとんど生材を購入して
自社で丁寧に自然乾燥にされています。
一回り大きく製材して反りや曲がり等の癖を出し切り、
使うときに加工を施す。
何百年も前から材木屋さんが続けていることを頑なに守り続けています。
私がピンチの時にはいつも助け舟を出してくれる材木屋さんです。
最近では、全国からお施主さんや工務店さんが
こちらの材木屋さんに見学に来るそうです。
そんなお施主様はもちろんプレカットではなく手刻み加工です。
施主が見る価値のある商品を在庫している材木屋さんは
今でも相当強いと感じます。
それどころかこれから更にその価値は上がってくると思います。
たまに「在庫は悪だ!」とも言われますが、在庫の品物や仕方、
販売方法によってはかなりの武器になる事は間違いなしですね。
自信を持ってお勧めできるように頑張ります。
価値ある在庫を見せていただきとても勉強になりました。
Q1. 剣道場に使用される杉材には、どのような特徴があるのでしょうか?
剣道場の床には、30mm以上の厚みのある杉材を使用します。最大の特徴は、厳しい自然乾燥を経て「木の癖」を出し切っている点です。これにより、施工後の反りや曲がりを最小限に抑え、剣士の足さばきを支える強靭さと柔軟性を兼ね備えた床板となります。
Q2. 「自然乾燥」にこだわっているのはなぜですか?
木材を急激に乾燥させると、木本来の粘りや香りが失われてしまうことがあります。当店では、生材の状態から一回り大きく製材し、時間をかけて丁寧に自然乾燥させることで、木が持つ本来の性能を最大限に引き出しています。これは何百年も前から続く、材木屋の伝統的な知恵です。
Q3. 赤身(あかみ)が多い材が良いとされる理由を教えてください。
丸太の中心に近い「赤身」の部分は、耐久性が高く、腐朽菌や害虫にも強いという特性があります。今回ご紹介した杉板のように、表裏どちらから見ても赤身が張っている材は、非常に希少で価値が高く、長く使い続ける道場には最適な素材といえます。
Q4. 「上小節(じょうこぶし)」以上の材とはどのようなものですか?
節が全くない「無節」や、ごく小さな節がわずかにある程度の「上小節」は、見た目が美しいだけでなく、足が触れる道場の床としての安全性も高まります。大きな節は欠けや引っかかりの原因になるため、厳しい基準で選別された材を使用しています。
Q5. 一般的な住宅のフローリングとしても、このような材は使用できますか?
はい、もちろんです。道場用として耐えうる高品質な杉材は、住宅においても非常に贅沢で温かみのある空間を作り出します。足腰への負担を軽減する適度な柔らかさと、杉特有の芳香は、日々の暮らしに安らぎを与えてくれます。


