木の手ざわり(感触)

木の手ざわり(感触) 熱をつたえる性質

木材は金属やプラスチックなどの材料と比べると、さわったときに温かく感じます。
これは、木材が手の熱をうばいにくいためです。
木材は、あなが開いていてすき間だらけ。
そのためほかの材料と比べて熱を伝えにくいという性質があります。
たとえばナベ。
ナベやヤカンは熱を伝えやすい金属でできています。
だから直ぐに熱くなるし、すぐに冷めます。
廻りを見渡すと焼印のコテなんかもそうですね。
コテ 気が熱を遮断するので手触りが優しい
ほかにも、自動車のハンドルやサイドブレーキ、
電車のブレーキレバー何かもそうですね。
けっこう身近なところにあるものです。
その他にも冬の床など…
コンクリートの床や金属の手すりは、冷たくてさわれない。
木材の床や手すりはさわっても熱をうばわれず、冬でもあまり冷たく感じません。
机やてすりなど、人に手にふれる場所に木材が多く使われるのはそのためです。
木材の中でも、軽い木はあたたかく、重たいほど冷たく感じます。
これは重い木のほうがぎゅっとしっかりつまっているので
熱を伝えやすい為です。

木の手ざわりと温かさに関するFAQ

Q1. 木材に触れると温かく感じるのはなぜですか?

木材が温かく感じるのは、「熱伝導率」が低く、手の熱を奪いにくい性質があるためです。
木材の構造は、顕微鏡で見ると小さな穴がたくさん開いており、隙間だらけになっています。この隙間に空気を多く含んでいるため、熱を伝えにくく、触れたときに温もりを感じることができるのです。

Q2. 金属やコンクリートが冷たく感じる理由は何ですか?

金属(ナベやヤカンなど)やコンクリートは熱を伝えやすい素材だからです。
これらの素材は、触れた瞬間に手や足の体温を急速に奪ってしまうため、私たちは「冷たい」と感じます。逆に木材は熱をゆっくりとしか伝えないため、体温を奪われにくく、冷たさを感じにくいのです。

Q3. 冬場のフローリングが冷たい悩みに、無垢材は効果がありますか?

はい、効果をご実感いただけます。
コンクリートや一般的な複合フローリングは冬場に冷え切ってしまいますが、無垢材(特にスギやヒノキなど)は冬でも冷たさを感じにくいのが特徴です。そのため、素足で過ごす場所や、直接肌が触れる床材として非常に適しています。

Q4. 同じ木材でも「温かい木」と「冷たい木」があるのですか?

実は、木の種類によって違いがあります。
一般的に、「軽い木」ほど温かく、「重い木」ほど冷たく感じます。重い木(高比重の木)は繊維がぎゅっと詰まっていて密度が高いため、軽い木に比べて熱を伝えやすくなるからです。

Q5. 手すりや家具に木材がよく使われるのはなぜですか?

人が直接触れる場所だからこそ、熱を奪われにくい木材が選ばれています。
自動車のハンドルや電車のブレーキレバー、階段の手すりなど、日常的に手が触れる場所に木材を使うことで、不快な冷たさを防ぎ、優しい手ざわりによる安心感を提供できるからです。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。東京木材問屋協同組合武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。

株式会社五感 東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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