木の手ざわり(感触)

木の手ざわり(感触) 熱をつたえる性質
木材は金属やプラスチックなどの材料と比べると、さわったときに温かく感じます。
これは、木材が手の熱をうばいにくいためです。
木材は、あなが開いていてすき間だらけ。
そのためほかの材料と比べて熱を伝えにくいという性質があります。
たとえばナベ。
ナベやヤカンは熱を伝えやすい金属でできています。
だから直ぐに熱くなるし、すぐに冷めます。
廻りを見渡すと焼印のコテなんかもそうですね。

コテ
ほかにも、自動車のハンドルやサイドブレーキ、
電車のブレーキレバー何かもそうですね。
けっこう身近なところにあるものです。
その他にも冬の床など…
コンクリートの床や金属の手すりは、冷たくてさわれない。
木材の床や手すりはさわっても熱をうばわれず、冬でもあまり冷たく感じません。
机やてすりなど、人に手にふれる場所に木材が多く使われるのはそのためです。
木材の中でも、軽い木はあたたかく、重たいほど冷たく感じます。
これは重い木のほうがぎゅっとしっかりつまっているので
熱を伝えやすい為です。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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