直貼り用ウレタンボンドが手に付いた時の落とし方|簡単ステップ解説

直貼りフローリングを施工する際に使用する接着剤はとてもとても強力です。
注意しながら使用するのですが、どうしても指先に着いてしまいます。
どんな商品名かといいますとオオシカ・UR-145とかコニシ・KU928RVとかルビロンフロアー503とかです。
日々お世話になっていて、とっても役に立つ接着剤たちです。
しかし、その強力さ故に指先に付着した接着剤は、石鹸で洗った程度では平気で2.3日は指先に留まります。
あまり気分の良いものではないです。テンション下がります…
ボンド拭き太郎という専用の拭き取りシートも有るにはあるのですがボンドが付着して時間がたてばこれもあまり効果が無いみたい。
マニキュアの除光液やシール剥がし剤などを使用するも本当に強力過ぎて落ちてくれないのです。
結局たどり着いた除去方法は、とても原始的な方法になりました。

“お風呂に入りながら軽石で擦る”

なんだそんな当たり前のことか・・・とお思いになられる方もいらっしゃるかと思いますが本当にしつこい直貼り用ボンドのベタベタ、ギトギトなのです。はじめて直貼り用ボンドを使って手や指についてしまった方などはぜひお試しあれ。きっと綺麗に落ちるし、その後はピカピカの手に生まれ変わっている事でしょう。

 

ウレタン系の強力接着剤が手についてしまうと、「石鹸で洗っても取れない」「指先がベタつく」といった悩みが多いものです。実はプロも使う超簡単な落とし方があります。ここでは、即実践できて効果的な方法を詳しく紹介します。

目次

なぜ石鹸で落とせないの?

ウレタンボンドは一度硬化すると水にも石鹸にも強く、手に付着した場合は普通の手洗いではなかなか落ちません。特に直貼り用のボンドは高い耐水性があり、2~3日は皮膚に残ることがあります。

ステップ1:お風呂で温め&軽石でやさしく擦る

プロが実践する方法として、お風呂に入って手を温めてから、軽石やスクラブタオルで優しくこすり落とすのが効果的です。皮膚を傷めないように、こすりすぎには注意してください。

ステップ2:お湯&石鹸で揉んで自然に剥がす

乾ききっていない段階なら、40℃前後のお湯に手を15分程度浸しながら、石鹸でゆっくり揉むことで落ちやすくなります。無理に剥がすのではなく、緩める意識が大切です。

ステップ3:汗やターンオーバーで自然にはがす

落としきれなかった場合でも、数日経つと汗や皮膚のターンオーバー(新陳代謝)により自然と剥がれていきます。焦らずに自然に任せることも一つの方法です。

FAQ(よくある質問)

Q:ウレタンボンドが乾いて指にくっついた時、どうすればいい?

お風呂に入りながら軽石でこすり、ボンドが柔らかくなったらお湯&石鹸でゆっくり揉みましょう。これが最も確実な方法です。

Q:乾く前ならどうすれば落ちる?

40℃ほどのお湯に15分浸してから石鹸で揉むと、乾いていないウレタンボンドは柔らかくなって落としやすいです。

Q:溶剤(除光液・シンナー)は使ってもいい?

シンナーやアセトンなどの溶剤は肌への刺激が強く、ウレタンボンドにはあまり効果がないこともあります。基本的には物理的に落とす方法がおすすめです。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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