色んな床材をサンダーで研磨してみた

代表的な針葉樹国産材にサンダーを当てて研磨してみた。
お遊びですので数字はあまり真剣に捕らえないでくださいね。
サンダー2
上の段左から:杉集成材・松集成材・桧集成材
下の段左から:杉無垢材・松無垢材・桧無垢材
サンダー1
サンダーの番手は#180を使用して30秒間固定して研磨した。
サンダー3
研磨後の検体たちです。
拡大すれば研磨された箇所が見えます。
研磨の結果(※検体の大きさが異なります)
研磨前  研磨後     差(g)
杉集成: 199.60→199.31   -0.29
松集成: 242.07→241.89   -0.18
桧集成: 230.96→230.76   -0.20
杉無垢: 248.05→247.88   -0.17
松無垢: 223.01→222.99   -0.02
桧無垢: 156.34→156.21   -0.13
差が少ない順番             (g)
松無垢: 223.01→222.99   -0.02
桧無垢: 156.34→156.21   -0.13
杉無垢: 248.05→247.88   -0.17
松集成: 242.07→241.89   -0.18
桧集成: 230.96→230.76   -0.20
杉集成: 199.60→199.31   -0.29
差が大きいものの方が表面の磨耗が早いと考えると
使い込んでいくうちに凹凸差が出やすいといえるのかな。
床材として使用した場合は使う方向や時間や重さなど
様々な環境があるので一概には言えないと思います。
お遊び程度の試験ですのであくまでも参考ということです。
でも面白い結果となったのでいつかは試験機関に持ち込んで試験してみようと思います。
ただ、集成材は均一さが保たれると言われますが、
今回選んだ杉・桧・松の無垢はそれぞれ私が見込んだ産地の材料でテストしています。
それぞれの検体を見た感じから想像したのとほぼ同じ結果でした。
しかし、樹種が同じなら同じ結果が出ると言う訳ではないと思います。
ここは材木屋さんの目利きが必要となってきますね。

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無垢フローリング施工例一覧
無垢フローリング施工例


含水率 (%)
松無垢: 9.7
桧無垢: 8.1
杉無垢: 8.2
松集成: 8.4
桧集成: 9.1
杉集成: 7.6

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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