休教室を利用した剣道場のご提案

先日、剣道の大先輩からご提案をいただきました。大先輩は、30年くらい前からの大先輩です。中学校で武道の必修化に伴って剣道場の整備が急がれています。なかなか予算も豊富にある学校は少ない為にこれは素晴しい案です。

「休教室を利用した剣道場はできないだろうか?」

先輩は、学校の先生なので思いつかれたのでしょう。現場は強し!この案を聞かされた時にはとんでもなくびっくりしました。そんな方法があったなんて全く気が付きませんでした。
中学校の教室の天井高は、最低でも3mはあります。身長178cmの私が竹刀を振りかぶった時の頂点は2.8mです。と言う事は、本格的な剣道場床は床天から15cmあれば完成するので
天井高-道場床=3000-150=2850㎜ 休教室内に剣道場を作ることが可能ということになります。
これは本当に素晴しい案だと思います。新しく道場舎を建築する事なく武道場が完成します。各中学校に様々な環境が有るかと思いますが、少子化といわれるこの時代には、
休教室も少なからず存在するのではないかと想像します。音の問題など色々とクリアーしていかないといけない部分も多いと思いますが、うまく条件に合致した休教室があれば
抜群のコストパフォーマンスを発揮します。
もし、中学校の武道場建築にお悩みの方がおられましたらご相談下さい。様々な観点からご協力できるかと思います。

kodama_234x60_120625_ani_v1

剣道場床建築工房

剣道場新築床工事の様子はこちら

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)