武術の神様

剣道場の新築工事が着々と進んでいます。道場の床工事は、新年1月中頃から始まります。ところで館長のお父様から神棚についてご質問を受けました。
神棚の最も一般的な大きさは、
棚板:3尺6寸5分
奥行:1尺2寸
厚さ:1寸
となっています。
これは順に1年=365日の数字を表しています。同様に、奥行きは12ヶ月を、厚さは1日を表します。しかし、道場は大きさによって変えたほうが良いといわれています。90坪近くある広間に一般的な大きさの神棚だとバランスが悪すぎますね。方角や取り付けることが可能な位置等をしっかりと考慮して選らびます。祀られる武道の神様としては、摩利支天(まりしてん)が多いようです。摩利支天は、剣術の三大源流の一つに数えられる中条流とも非常にかかわりが深く、特に前田利家公が加護を受けられたことは有名です。
また、三社造の場合は、天之御中主神(あめのなかぬしのかみ)を中心に毘沙門天(びしゃもんてん)と摩利支天(まりしてん)が左右に配されます。この辺りは、各館長さんの考え方次第です。もちろん氏神様を祭られる事もあります。どんな神棚になるのかこちらもとても楽しみです。

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木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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