完成品よりも

お客様が要望されるフローリングには様々な物があります。
樹種、大きさ、価格、色、暖かさ、柔らかさ、硬さ、長さ、など様々です。
最近特に要望が多いのは、少し古めかしくした感じです。
お手持ちの本や映画のワンシーンなど様々な画像を参考にお持ちいただきます。
とてもとても参考になりますのでありがたいと感謝しています。
しかし、今この現時点でその画像と近似した商品を求めるか、
その様な風合いが出てくるまで住み続けるかでまったくお勧めが違ってきます。

風合1

 

 

 

 

風合2

 

 

 

 

 

風合3

 

 

 

 

 

風合4

 

 

 

 

 

上記の住宅の画像は、100年以上も前に建てられた物です。
100年住み続けて出てきた風合いと、
塗装などによって近似した物を作るとでは大きな違いがあります。
前者では、
100年後には自分は死んでいるのでその時の風合いは見ることができない。
後者では、近似の物を見ることができても化けの皮が剥げていくのを見るだけ。
風合いはどこへやらと言う事にもなりかねません。
無駄のある家

 

 

 

 

 

「無駄のある家」…白洲正子
この一文はとても大好きです。
縁あって 白洲正子

 

 

 

白洲 正子 しらす まさこ、
1910年(明治43年)1月7日 – 1998年(平成10年)12月26日)は随筆家。
姉に近藤泰子、夫は戦後、吉田茂首相の側近としてGHQと渡り合い、従順ならざる唯一の日本人と言わしめた。白洲次郎。
拘りはとっても大切です。
しかし、表面だけに拘りすぎるとおかしな物事になっちゃいます。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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