侍浜松・柾目無垢フローリングをご採用いただきました。

侍浜松フローリング ・柾目節無(SH-01)をご採用いただきました。
源平(赤白)の柾目ですが、今となっては貴重な材となります。
赤松の構造材の需要が少なくなった今、こわで製材できる機会も少なくなっています。
侍浜松フローリング 源平・柾目

 

 

 

 

 

和室材の長押や廻り縁などには、柾目材がよく使われます。
落ち着いた感じに仕上がるからだといわれます。(その他要因もあります)
侍浜松フローリング 源平・柾目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然の木が織り出した柾の木目は、縦に伸びながら太さや巾は不均等です。
この自然な線は、“1/fゆらぎ”だと言われます。
“1/fゆらぎ”とは普遍で、身近なものでは生物の心拍の間隔や波の満ちひき、
ロウソクの炎の揺れ、畳表の目などがあげられます。
侍浜松フローリング 源平・柾目

 

 

 

 

 

その間隔が、この柾目の間隔とよく似ているそうです。
和室では、日本人だけでなくほとんどの人が落着いた感じを受けるのも
この影響からでしょう。
もちろん、今回ご採用いただいた侍浜松フローリング・柾目も同じ事が言えます。
侍浜松フローリング 源平・柾目

 

 

 

 

 

 

無垢フローリングショールームゆらぎにてお選びいただきました。
それにしてもよく木の事を知っておられて何処か粋なお施主様だなぁ…
と思って面談していましたが、それもその筈です。
お施主様は、浅草の桶屋さんでした。
桶屋一代江戸を復元する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「桶屋一代江戸を復元する」の著者でもある方です。
以前は、木場でプカプカ浮いている木曽桧を丸太から買っていたそうです。
この本の内容も面白い。「材木選びは、女を選ぶより難しい」と言う章があります。
迷わずココから読み始めましたが、内容は以前の江戸庶民の粋な生活が書かれており
とても面白かったです。
少し前に読んだ「若き友人たちへ 筑紫哲也著」の中で“風が吹けば桶屋が儲かる”と言う
落語の言い回しについて説明されています。ホンとかよと内心思っていましたが…
落語の中では洒落として使われていますが、
実際の本当の意味を直接桶屋さんから聞けた事はとても貴重でした。
もちろん桶屋さんに注文がくるのですが、落語とは全く違った解説になります。
落語のこじ付けではなく、日本の風土や四季を反映して言われたそうです。
その様な大先輩に当社のフローリングをご採用いただけてとても光栄です。
もっともっと粋なお話を伺えればと思います。また行きます!

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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