道場に使う杉板を見てきました

下の画像は、武道場に使われる杉材です。
末と元から撮影しています。
どちらから見ても赤身が張っています。
更には節も少ない上小節以上の物ばかり。
45㎜厚の150~270㎜幅まで約3000枚を自然乾燥しています。
もちろん長さは4000㎜です。
たぶんこんな事されている会社は日本中探しても無いと思います。
日本だけではなく、海外からも本格的な武道場の床材は
ほとんどと言っていいほどこちらから出荷されている様です。
剣道場の床材

 

 

 

 

 

 

剣道場の床材

 

 

 

 

 

こちらの在庫は、ほとんど生材を購入して
自社で丁寧に自然乾燥にされています。
一回り大きく製材して反りや曲がり等の癖を出し切り、
使うときに加工を施す。
何百年も前から材木屋さんが続けていることを頑なに守り続けています。
私がピンチの時にはいつも助け舟を出してくれる材木屋さんです。
最近では、全国からお施主さんや工務店さんが
こちらの材木屋さんに見学に来るそうです。
そんなお施主様はもちろんプレカットではなく手刻み加工です。
施主が見る価値のある商品を在庫している材木屋さんは
今でも相当強いと感じます。
それどころかこれから更にその価値は上がってくると思います。
たまに「在庫は悪だ!」とも言われますが、在庫の品物や仕方、
販売方法によってはかなりの武器になる事は間違いなしですね。
自信を持ってお勧めできるように頑張ります。
価値ある在庫を見せていただきとても勉強になりました。

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剣道場床建築工房

剣道場新築床工事の様子はこちら

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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