平らが滑らかと言う訳では無いようです… 曲がる名刺入れ

4年前から使っている栓(セン)の名刺入れをなんとなくスリスリしていました。
とっても肌触り良く滑らかになってきました。
この様な状態を「なれ」が出てきたとも言うそうです。
「ホント滑らかになったなぁ」と思って眺めていて気がつきましたが、
滑らかになったと言っても平らになったという訳ではないようです。
滑らかな栓の名刺入れ

 

 

 

 

少しアップにして見てみます。
なんだか凸凹しているようですよ。
サシガネを当ててみると真っ直ぐ平らでない事が見て取れます。
滑らかな栓の名刺入れ

 

 

 

 

もう少しアップで見てみると、サシガネと木の間には隙間ができていますね。
かなり凸凹しています。隙間だらけで真っ直ぐではないですね。
それでも新品の時と比べると、明らかに滑らかで手触り良くなっています。
滑らかな栓の名刺入れ

 

 

 

 

 

人間の感覚って微妙ですよね。
真っ直ぐだから良いってもんでも無いようです。
クレームなどを恐れて、なんでも数字や記号で明確に表せるようにし過ぎると
人の感覚よりも数字に頼ってしまいがちです。
数字に頼りすぎるより、自分の五感を駆使して、
考え、行動したほうが人間らしい生活になるような気がしてなりません。
感覚を研ぎ澄ませて日々の生活を送ろうと思います。
そしたら色んな事に気が付き、素晴らしい世の中になることでしょうね。

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)