わたくしは、日々世の中に役に立つ剣道を心掛けております。
もちろん学生や後輩にもこの事はきちんと伝えなければいけない。
剣道は、スポーツの一種で竹刀を使っての運動が「剣道」だと思われているようです。
それだけでは、まさに技芸の何ものでもなく、
わざわざGHQが戦後すぐに剣道を禁止することもなかったでしょう。
この本は、1973年私が生まれた年に初版されているが、
そんな時代から現代剣道のあり方についてはかなり危惧されているようだ。
この著書の中には、剣道とは
「斬り、打つ、突く、押ゆる時にあらずして、去って酬酢の中にあり」
と記されている。ただの竹刀振りでは無いということです。
また、「武士道とは死ぬことと見つけたり」で知られる「葉隠」も未だに誤解が解けていない。
この言葉だけを取り出すと、“早く死んでしまえ”と勘違いしてもおかしくない。
「葉隠」では、その後が重要だと書かれている。
「毎朝、毎夕、改めては死ぬ死ぬと、常住死身に成っているときは、
武道に自由を得、一生落ち度なく、家職を仕果たすべきなり。」
剣道は、竹刀振りと同様またはそれ以上に、
学ぶべきことがたくさんある事を再認識した本でした。
「葉隠」は私も繰り返し読んでいます。
その中に「唯今がその時、その時が唯今なり」という言葉がありますが、実践は難しいものですね。
あおしんさま
コメントありがとうございます。
そうですよね。本当に難しいことです。
「刹那」という言葉もそんな考えから出てきたんでしょうかね?
うれしいコメントありがとうございます。