「無垢フローリングは空いたり割れたりするって聞いたんですけど…」
この質問もたくさん寄せられます。
空き・割れ・曲り・反り・ヤニ等の自然素材特有の現象は100%起こります。
なるべくこの様な現象が起こらないようには皆んな日々研究を重ねています。
しかし、空きや割れの事はどうして言われているのでしょう?
もし、合板メーカーや工事業者が商品を売りたいが為に偽物をあたかもそちらが本物の様に見せて販売する口上だったとしたらどうなる事でしょう???
ビックリしますよね。。。
少し例をあげてみましょう…
この茶碗は萩焼です。
著名な作家さんの物です。
アップで見てみましょう。
割れてます。
釉薬が乗った時点ではもちろん割れていません。
焼が入るから割れています。
また、使う頻度によっても色も変化します。
今は赤茶ですが、少し前は薄緑色をしていました。
この茶碗を生き物の様に大切に扱う。
お客様の顔を思い浮かべながら…
手触り、色、艶、大きさなどなど…
そんなところにも自分の価値基準で選んで買いますよね。
つまり、自分の目で選んで買われますよね。
その上で自分で使いこんで
「味」「なれ」「風合」などを加えて行く訳です。
これがプラスチックの茶碗ならどうでしょう?
どんなお店で誰が買われますか?
割れにくいでしょう。ヒビも入りにくい。
ある程度、雑に使っても割れにくいしヒビも入りにくい。
しかし、お気に入りの茶碗になりますかね?
安心や納得が得られますでしょうか?
もちろんプラスチックだからと言って
雑に扱っても良いと言うような事はありません。
お気に入りにならない事もないでしょう。
どんな物でも大切に扱えるように、
また、壊れると言う事も理解しておかないと
なんでも雑に扱ってしまいます。
フローリングはと言いますと…
当社の無垢フローリングショールーム「ゆらぎ」に展示している床です。
ぱっと見は普通の床です。
こちらもアップで見てみると…
こんな感じで隙間が有ります。
この隙間は季節によって開いたり閉じたりします。
凹みや傷もたくさん付いています。
これがクッションフロアー(CF)や合板フロアーだったらどうでしょう?
ピッカピカに光って凄く綺麗!
入居と同時に傷や凹みは付いていくものです。
どんどんどんどんくすんで行きます。
「味」「なれ」「風合」などとは全く違った物になりがちです。
木材(フローリング)先出の茶碗と同じような部分があります。
自然素材であり、「味」「なれ」「風合」なども出てきます。
そして、お気に入りの逸品になって行くわけです。
フローリングや木材が人間に全てを合わせるのではなく、
全ての自然界に存在する物、動物が調和して生活できればと思います。
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無垢フローリングの「割れ・隙間」に関するQ&A
Q. 無垢フローリングは本当に割れたり隙間が空いたりするのですか?
A. はい、自然素材特有の現象として100%起こります。
木は伐採後も呼吸を続けているため、室内の湿度に合わせて伸縮します。これを完全に止めることはできませんが、この「動き」こそが、室内の空気を快適に保ってくれている証拠でもあります。
Q. 割れてしまったフローリングは「不良品」ではないのですか?
A. 不良品ではありません。記事内でご紹介した「萩焼(はぎやき)」の茶碗に入るヒビ(貫入)と同じだとお考えください。
工業製品(プラスチックや合板)は傷がつくと「劣化」に見えますが、本物の素材に入る割れや傷は、使い込むほどに「味」や「風合い」といった深みに変わっていきます。
Q. 季節によって隙間の大きさは変わりますか?
A. はい、変わります。
空気が乾燥する冬場は木が収縮して隙間が広がり、湿気の多い夏場は木が膨張して隙間が閉じます。この繰り返しにより、人間にとって快適な住環境が維持されています。まるで生き物のように動く床と、調和して暮らしていただければ幸いです。
Q. 合板(複合)フローリングの方が綺麗で長持ちするのでは?
A. 新品の時は合板の方が隙間もなくピカピカですが、入居と同時に傷がつき「劣化」が始まります。
一方、無垢フローリングは最初から隙間や色ムラがありますが、年数が経つほどに色艶が増し、「お気に入りの逸品」へと育っていきます。どちらの価値観を大切にされるかで選んでいただければと思います。
Q. 隙間や割れは、どのようにメンテナンスすれば良いですか?
A. 基本的には過度な補修は必要ありません。
隙間をパテなどで埋めてしまうと、夏場の膨張時に逃げ場を失い、床が盛り上がる「突き上げ」の原因になります。大切に扱うことは重要ですが、神経質になりすぎず、傷も思い出として愛着を持って接してあげるのが、無垢材との上手な付き合い方です。
