先日、同年代の材木屋社長にお立ち寄りいただきました。
三年位前から面識があるのですが、同じ年齢とは思えないくらい落ち着いた方です。
いつも私のつまらない相談にも快く応じてくれます。
そして“スパッ”と一刀両断!なるほど!っと解決してくれます。
今回は、木材使用におけるCO2の固定化について私の思うところをお話しました。
まだまだ一般のお施主には、木材を使う事によってCO2の固定化ができ、
地球温暖化防止に役立つという事はあまり理解されていないような気がします。
材木にどれだけCO2が含まれているかというのは計算式で出てくるのですが…
さて、その材木に関わるCO2をどこから算出すればいいのかな?ってところが
京都議定書から続いている問題点でありますです。
山を整備するところから?
苗を育てるところから?
立ち木を切ったところから?
山を整備するには重機が入ります。
苗を運ぶにもトラックが必要です。
立ち木を切ったり運んだりするにもCO2は発生します。
どこからを含めて数字に表せば良いのか?
その数字は本当に誰かの役にたつのか???
どこで線引きをすればいいのでしょうか?
この数字は役に立つ筈なんだけど不透明なんです。
あまりややこしい事を考えたくない。
そこで出てきたのがCO2の固定化なのかな…?
卵が先か?ニワトリが先か?ってことになるのでしょうけど難しいですね。
とりあえず東京大学教授のところへお話を伺いに言ってきます。
そしてまた社長に相談してみましょう。
同年代の社長と面談

前田 英樹
木材コンシェルジュ
執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)
前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。
また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。
FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。
株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/