当社で扱っている無垢フローリングには必ず全ての商品に共通点があります。
それは製造工程はもちろんですがその他にもポイントがいくつかあります。
ブログで少しは公開しますが肝心なところは誰にも伝えた事はありません。
ここ数年間はその視点で材料選びをしています。
責任を持って販売している方々は自分の基準をしっかりとお持ちでしょう。
この共通点は先輩から教わった事がほとんどです。
「教わった」というより「盗んだ」といった方が正しいかもしれません。
今、勉強しようとしてもその様な環境はなかなか無いと思います。
教わったと言っても「教えてください」と言った訳ではありません。
もちろん「教えてください」と言ってもなかなか教えてくれない事が多いです。
ではどうやって?
剣道の師匠のお話です…
この師匠は21歳で剣道を始めて40歳代で早々に日本剣道連盟の七段を取得されました。
驚異的な昇段の早さです。
よくヒントをいただきます。
この方は若いときから稽古終了後の風呂になんと先生より先に入ります。
相撲などもそうでしょうが剣道界も同じです。なんでも目上が先の環境下です。
先に行って何をするか?
風呂の蓋で湯船をかき回し最適な温度にするのです。
そうする事で先生が気分良く風呂に入れるわけです。
「なんだ、ただの機嫌取りかよ」そうかもしれません。
ただこの行動は他の弟子よりもたくさん先生と話をする機会を作ったことになります。
周りと同じようなペースで行動すると先生から声も掛けてくれないかもしれません。
これがヒントです。
「そうか素早く行動すればいいのか!」と言う訳でもないんです。
遅れても色んな方法があります。
先生の隣で防具をしまうふりをして、他の弟子に対する注意点を盗み聞きしたりもします。
そこにはたくさんの「隙」を事細かに教える先生がいるのです。
この積み重ねは凄い財産になります。
でも絶対に本音は話しません。ヒントはあります。
弟子に負けるのもあまり面白くないもので本当のところは教えてくれません。
元来、剣道は一子相伝なので当り前といえば当り前です。
「剣道は隙と隙との教えあい」とも言われます。
“剣用捨”
私の師匠は現在は整体の先生をされています。
まるで宮本武蔵のようです。宮本武蔵の様???
この意味が分かるまで相当時間が掛かりました。
分からない方が面白い場合もたくさんありますね。
当社で扱う無垢フローリングには…

前田 英樹
木材コンシェルジュ
執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)
前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。
また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。
FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。
株式会社五感
東京都江東区新木場1-6-13 木のくに屋ビル4F
公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/