UNIとOPCとの違いは?

UNI(ユニタイプ)とOPC(ワンピース)
英樹画伯作

 

UNIタイプとは短いピースを繋ぎ合わせて1820㍉の1枚板を形成したフローリング
OPC(ワンピース)は繋ぎ合わせがなく1820㍉の1枚板のフローリング
同じスタイルやサイズではもちろんOPCが高価になります。
それだけ希少価値が高いということです。

UNI(ユニ)タイプとOPC(1枚物)は価格以上に見栄えが異なります。
木目の伸びが全く違うので大らかな感じ(OPC)とうるさい感じ(UNI)とも取れます。
120㍉などの幅が広いUNIタイプと90㍉のOPCと比べてみると分かり易い。
なんでも幅が広いと良いと言うもんでもなさそうです。
同じ幅だと見た目は全く違います。

UNI(ユニタイプ)とOPC(ワンピース)UNI(ユニタイプ)とOPC(ワンピース)

 

 

 

例)イングリッュオーク

1820x90x15mm スムース・OPC と 1820x90x15mm スムース・UNI
たまに設計の仕様書にUNIやOPCの記載が無い場合があります。
ほとんどの場合はUNIタイプになるでしょう。
UNIの方がOPCより流通量も多いし何より価格が安い!

しかし、意匠的な箇所なのでお施主さんとよく相談して決めなければいけません。
ココで相談しなければ全く違った空間ができちゃいます。
なかなかフローリング1つをとってみても奥が深いですよね。

 

木材コンシェルジュ

執筆・監修者情報:前田英樹(株式会社五感 代表取締役)

前田英樹氏は、無垢フローリングおよび剣道場床の専門家です。吉野材専門問屋や木材小売業での経験を経て、2008年に株式会社五感を設立。東京・新木場で無垢フローリング専門店「木魂」を運営し、ショールーム「ゆらぎ」では多種多様な無垢材を提供しています。

また、「剣道場床建築工房」を運営し、剣道場の床設計・施工を専門に手がけています。剣道五段の有段者として、国産スギ材を使用した剣道場専用床材を開発し、剣道に適した「弾性剣道場床」を推奨。足腰の負担を軽減し、剣士のパフォーマンス向上と安全性の確保を重視した床づくりを行っています。全国の大学や道場で採用され、高い評価を得ています。

FSCおよびPEFC/SGECのCoC認証を取得し、木材のトレーサビリティを重視。武道学会賛助会員。日本剣道振興協会賛助会員。各種メディアへの寄稿や講演も行い、業界内で信頼されています。

株式会社五感 公式サイト
無垢フローリング専門店木魂: https://www.muku-flooring.jp/
剣道場床建築工房: https://kendoujou.com/

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