胡桃(クルミ)を着色してみましょう

よく質問される事があるので実験してみました。

その質問は、
シベリアンウォルナットに着色塗装を施してブラックウォールナットみたいにしてください。」

まぁ同じクルミ材と言えばクルミ材なのです。

いざ!実験です。

左:シベリアンウォルナット   右:ブラックウォルナット
DSC_1237

 

 

 

 

まず、両方ともにクリアオイルを塗ってみます。
ブラックウォルナットの黒さが際立ちました。シベリアンウォルナットは明るくなりました。
DSC_1239

 

 

 

 

シベリアンウォルナットはクリアでは濃い色にならないので着色します。
DSC_1241

 

 

 

 

何度も何度も塗り重ねてようやく近い色になりました。
かなりの時間を要しましたが、塗装の素人なりに頑張りました。
わーいわーい!素人でもココまでできます(^^♪
DSC_1245

 

 

 

 

しかーし!
ここからが重要だったりします。
このフローリングの上で生活する訳ですから、傷や凹みも当然起こります。
ここで満足していてはいけません。
左からシベリアンウォルナットのクリアオイル・着色塗装・ブラックウォルナットクリアオイル
上に乗っかっている赤い物はハンマーです。
DSC_1247

 

 

 

 

どーん どーん どーん ハンマーで凹ませます。
DSC_1250

 

 

 

 

3つとも凹みができましたが、中央の着色した物に注目です(@_@)
DSC_1253

 

 

 

 

カッターで傷も付けてみます。 ブラックウォールナット・オイル塗装
DSC_1260

 

 

 

 

シベリアンウォールナット・着色オイル塗装
DSC_1262

 

 

 

 

シベリアンウォールナット・クリアオイル塗装
DSC_1263

 

 

 

 

それぞれに水をかけてアイロンで“じゅー”っと補修してみます。
DSC_1269

 

 

 

 

両端のクリアー塗装は凹みも傷も少しはマシなようです。
中央の着色した物は、色が剥げて下地の色が見えてしまいます。
DSC_1276

 

 

 

 

着色した物は、引渡し時点が一番綺麗な状態だと思っていただいて良いと思います。
無垢本来の楽しみでもある味や風合いは出難くなってしまいます。
メンテナンスの事も考えて商品選びをしなくてはいけません。
DSC_1278

 

 

 

 

着色もカッコいいと思います。
安く上がるからといって、着色してブラックウォールナット風に仕上げても
そのフローリングの上で何十年も過す訳です。
シベリアンウォルナットは、人間に加工されて黒く塗られる為に育ったわけではありません。
人間が“黒いほうがカッコいい”と言う理由で黒く塗装されて色が剥げ、色がまだらになり
汚く見えるという事で貼り変えられ短命に終わるのです。
クリアーオイル塗装なら上記のような理由は考えにくくなります。
シベリアンウォルナットはシベリアンウォルナットなりに良い風合いが出てくるものです。
また例えば、35年ローンで家を建てて、構造材はもちろんですが35年使えそうな
部材はどれだけあるでしょうか?パッと図面や家中を見渡してみてください。
この先、日本の景気が良くなるような要因が見えない中で、
確実に使用年数が短いであろう商品を選ばないほうが無難です。
また、歴史が証明してくれる部材もたくさんあります。
もちろん木材もそうですが、漆喰なども同じ事が言えると思います。
なるべく自然な形に近い部材選びをお勧めします。

無垢フローリング材のお手入れ・メンテナンスについてのまとめ

>無塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>オイル塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>UVウレタン・ウレタン塗装の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
>ガラス系塗料塗装(SSG・木塗MOKUTOなど)の無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス、掃除
ナラ無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
杉無垢フローリングのお手入れ、メンテナンス方法
桧無垢フローリング お手入れ面メンテナンス

無垢フローリングに濃い色の着色塗装はお勧めしません

よく質問される事があるので実験してみました。
その質問は、
シベリアンウォルナットに着色塗装を施してブラックウォールナットみたいにしてください。」
まぁ同じクルミ材と言えばクルミ材なのです。

いざ!実験です。

↓ 左:シベリアンウォルナット   右:ブラックウォルナット
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↓ まず、両方ともにクリアオイルを塗ってみます。
↓ ブラックウォルナットの黒さが際立ちました。シベリアンウォルナットは明るくなりました。
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↓ シベリアンウォルナットはクリアでは濃い色にならないので着色します。
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↓ 何度も何度も塗り重ねてようやく近い色になりました。
↓ かなりの時間を要しましたが、塗装の素人なりに頑張りました。
↓ わーいわーい!素人でもココまでできます(^^♪
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しかーし!

ここからが重要だったりします。
このフローリングの上で生活する訳ですから、傷や凹みも当然起こります。
ここで満足していてはいけません。
↓ 左からシベリアンウォルナットのクリアオイル・着色塗装・ブラックウォルナットクリアオイル
↓ 上に乗っかっている赤い物はハンマーです。
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↓ どーん どーん どーん ハンマーで凹ませます。
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↓ 3つとも凹みができましたが、中央の着色した物に注目です(@_@)
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↓ カッターで傷も付けてみます。 ブラックウォールナット・オイル塗装
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↓ シベリアンウォールナット・着色オイル塗装
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↓ シベリアンウォールナット・クリアオイル塗装
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↓ それぞれに水をかけてアイロンで“じゅー”っと補修してみます。
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↓ 両端のクリアー塗装は凹みも傷も少しはマシなようです。
↓ 中央の着色した物は、色が剥げて下地の色が見えてしまいます。
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↓ 着色した物は、引渡し時点が一番綺麗な状態だと思っていただいて良いと思います。
↓ 無垢本来の楽しみでもある味や風合いは出難くなってしまいます。
↓ メンテナンスの事も考えて商品選びをしなくてはいけません。
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着色もカッコいいと思います。
安く上がるからといって、着色してブラックウォールナット風に仕上げても
そのフローリングの上で何十年も過す訳です。
シベリアンウォルナットは、人間に加工されて黒く塗られる為に育ったわけではありません。
人間が“黒いほうがカッコいい”と言う理由で黒く塗装されて色が剥げ、色がまだらになり
汚く見えるという事で貼り変えられ短命に終わるのです。
クリアーオイル塗装なら上記のような理由は考えにくくなります。
シベリアンウォルナットはシベリアンウォルナットなりに良い風合いが出てくるものです。
また例えば、35年ローンで家を建てて、構造材はもちろんですが35年使えそうな
部材はどれだけあるでしょうか?パッと図面や家中を見渡してみてください。
この先、日本の景気が良くなるような要因が見えない中で、
確実に使用年数が短いであろう商品を選ばないほうが無難です。
また、歴史が証明してくれる部材もたくさんあります。
もちろん木材もそうですが、漆喰なども同じ事が言えると思います。
なるべく自然な形に近い部材選びをお勧めします。