『最高級の無垢フローリングはどれですか?』 と言うご質問をうける事があります。

1年の内に1回くらいでしょうか?

『最高級の無垢フローリングはどれですか?』

と言うご質問をうける事があります。

どれくらい高級なのかと考えたりはするものの
お客様が求めているものは最高級だそうです。

最高級の床材をリクエストしてくるお客様が
お手本にされているのは皇居の松の間の床です。
松の間の床には、長さ:約5.4メートルx幅:約80cm
厚さ:4.5cmのケヤキ材が87枚使用されているそうです。

私が今まで見た木質床材で一番高価な板は欅・ケヤキでした。
フローリングと言うよりも長いテーブル板を床に使う感じですね。
それもテーブルは850mmほどの幅で間に合いますが
それ以上の巾と長さがあるものです。
巾おおよそ1mの廊下を1枚のケヤキで仕上げたものです。
長さ9mで巾が1m以上のケヤキの1枚板が床材になる訳です。
もちろん電動台車鋸では製材できないので木挽きさんが割ります。
1軒の住宅に1枚当たり数千万円する欅の板を3枚使われていました。
それはもう溜息が出るばかりです。

でもそんな要望は本当に稀ですし、最高級の無垢フローリングと
言っても何が最高級に値するのでしょうか?
木材の金額があがる要因は、何といっても希少性の高さです。
例えば、最近では幅が広いフローリングが人気ですが、
ただ幅が広くても長さが無いとお部屋に奥行き感は感じられません。

また、長さを求めると山からの搬出費や運送費がものすごく嵩みます。
その分、材木に加算されますので必然的に高価になっていきます。

無垢フローリングも、同じ樹種で長さ1820㎜のUNIタイプと1枚物を
並べて見てみると一目瞭然ですし、更に長さが4000㎜となると
またまた違った見え方になります。
昔から長い広縁の廻りの木部材には、
1本物でつなぎ目の無い縁桁丸太、鴨居、長押などが使われてきました。
縁甲板と言われていたフローリング床材も
長くて幅が広くて柾目で節が無いものが最高級とされました。
今となってはなかなか手に入らないフローリングになります。

では、現状無垢フローリング専門店木魂で販売可能な
最高級無垢フローリングをご紹介いたします。

1:カリンフローリング     4000x150x15㎜ 節無・無塗装
2:ビルマチークフローリング  4000x150x15㎜ 節無・無塗装
3:ラオスマツフローリング   4000x150x15㎜ 柾目・無塗装

これらの3つの無垢フローリングでこのサイズは、
おおよそ次回入荷が見込めないものになります。

もちろん安くは無いですが、それなりの金額だと思います。
上記3つの無垢フローリングは、HP上でのご案内はありません。
売り切り御免となりますのでご了承ください。
もし、気になる無垢フローリングがございましたらお問い合わせください。

どうぞよろしくお願いいたします。