桧(ヒノキ)のヤニ

桧のヤニに困って数十年…
桧のヤニに困っている人のほとんどが材木屋さんだと思う。
お施主さんには、あまりヤニが出て困ると言われたことが無い。
当社で扱う桧のほとんどがフローリングになる訳ですが、香りも良いし、価格的にもお勧めしやすいし、明るいし(^^♪
私も桧フローリングは好きな訳です。
しかーし・・・
とある時期が来るとヤニが出てきやすいのです(T_T)
そう。ご想像通りのペタペタしたあのヤニです。
現場に届ける際には、できるだけギリギリで仕上げをかけて出荷しますのであまり問題になる事は少ないのですが、、、
問題は材木屋での在庫です。
ダンボール梱包であろうがラッピング梱包であろうが桧フローリングを重ねて在庫していると以下の画像の通り…
桧のヤニ
ヤニが重なり合った別のフローリングに着いちゃうのです。
犯人の出所は、だいたいは重なっていた別のフローリングの節近辺から出たヤニが多いです。
全てが節の原因だとは言えませんが、節周りから出たヤニが原因の場合が多いのです(>_<)
桧のヤニ
そうしたら節の無いものは、ヤニが出にくいのかと言われるとそういう訳ではないと思うのです。
同じようにヤニは出ているのですが、節が少ない分、丸くてベッタリとは着かないので目立たないと言う事です。
フローリングの場合は、木の繊維は通常水平方向に並んでいます。
しかし、節の部分の繊維方向は垂直方向に並んでいます。
イメージでは、ストローが水平方向に並んでいるか、垂直に並んでいるか。
表面にシミでるストロー方向はどちらになるのか?垂直=節ですね。
桧の節有フローリングの在庫時は、特に気をつけなければいけません。
桧に限らずサワラや松もだいたい同じようなことが言えるのではないでしょうか。
ある時期になると”はぁ・・・”と毎年ため息の出る材木屋でした。