先日、「ブラックウォールナットフローリングの線傷が気になるのでお手入れ方法について教えて欲しい。」とお施主さまからご連絡を頂きました。
納品時期と商品品番を確認したところお施主さまの地域にお問合せいただいた商品の販売履歴は見当たりませんでした。
お施主さまに「カットした残りの部材を郵送するので確認して欲しい。」とご要望がありましたので了解しました。数日後、カットしたフローリングが手元に届き愕然としました。一応、ブラックウォールナットフローリングでしたがかなり指定品番と違いのある物でした。
指定品番は130mm巾に対してその品物は120mm巾でした。指定品番は自然オイルワックスとあるのにウレタン塗装です。加工サネ形状や含水率も当社の物とは全く異なっています。表情については、短い材なので確認できませんでした。
最初、お問合せ頂いた時に「線傷が気になる」とおっしゃっていましたので何か怪しいなぁ???と思っていたのですが嫌な予感が当たってしまいました。黒い材質にウレタン塗装の線傷はかなり目立つのでブラックウォールナットにウレタン塗装はなるべく避けていただくようにお願いしています。事情を説明してできればオイル塗装に変更していただいております。確かに設計図書では同等品までしか指定できないかとは思いますが、お施主さまに連絡や説明無しで巾や塗装を変更してしまうのはいかがなものかと思います。
色んな業者がいますので、現場に納品された商品はご自身でもご確認いただいた方がいいのかもしれません。年に数回こんな相談を受ける度になんだか寂しい世の中だなぁと思います。
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