日刊木材新聞記事「米国シカゴで杉・桧の弾性剣道場床材に採用 新たな国産材輸出製品に 五感」

20230303日刊木材新聞記事「米国シカゴで杉・桧の弾性剣道場床材に採用 新たな国産材輸出製品に 五感」
20230303日刊木材新聞記事「米国シカゴで杉・桧の弾性剣道場床材に採用 新たな国産材輸出製品に 五感」

日刊木材新聞に弊社の取り組みが紹介されました。

無垢フローリング専門店木魂でムクフローリングの開発、販売を手掛ける五感(東京都、前田英樹社長)は、同社が手掛ける弾性剣道場床システム(PCT国際特許出願中)の海外販売に注力し、4月着工予定の米国シカゴ剣道場への採用が決定。2月に杉・桧合わせて600平米分の剣道場床材をコンテナ輸出した。

同社では、剣士の足腰への負担を減らす効果や、メンテナンスがしやすく長期にわたって安全に使用できることを目的に杉、桧、松などの国産材針葉樹での剣道場床材とそのシステムを手掛けてきた。これまでに剣道関係者や教育機関へのPRなどに努め、国内で100件近い剣道場への採用がなされてきた。更に、剣道の国際化が進むなか、海外からの問い合わせも増え、日本仕様の弾性剣道場床で稽古をしたい剣士が増えていることを知り、同社では海外向けの弾性剣道場床のPRに着手した。

昨年、ラスベガスで行われた剣道の全米サマーキャンプにおいて、同社は林野庁やJETROの協力も得ながら市場調査やプロモーションを行いその過程で、今回のシカゴでの弾性剣道場床の採用が決定した。

前田社長は「剣道は日本文化として世界中に広がっているが、道場などの条件は国によって異なり、床など条件が悪い環境下で稽古する剣士も多い。当社の弾性剣道場床やその関連システムを体感してもらうことにより、採用したいという感想も多く、これは海外でも充分取り組めるものだと確信している。剣道場の床材として国産材を利用することで、新たな日本の木材製品の輸出製品としてPRできると思う。今回の実績を基に、より多くの人と協力して、もらい弾性剣道場床の普及拡大を目指したい」と語る。

また同社では、林野庁から補助を受けアメリカ向けの弾性剣道場床PR動画や英語版パンフレットを作成しており、今後の国産材輸出拡大に向け始動している。ユーチューブ動画(https://youtu.be/K7UWPPOoo74

アメリカに木材の視察と剣道場のニーズ調査に行ってきました

2022年米国
2022年米国

令和4年度木材製品輸出拡大実行戦略推進事業の一環として農林水産省と経済産業省から支援を受け、アメリカのシカゴ、ラスベガス、ロサンゼルスに木材の視察と剣道場床の普及に行ってまいりました。

今回は、木材も剣道場床も剣道関係者の方々に大変お世話になりました。

シカゴでは、現地剣友会で現状の剣道稽古環境調査とニーズアンケートを実施。稽古にも参加させてただき、現在の剣道場床事情を実際に体感させていただきました。その後、現地の材木屋さんと工具屋さんx2件、THE HOME DEPO(ザ・ホームデポ)を見学。大変恐縮ではございますが、こちらではシカゴ在住の先輩剣士の方に全てご案内いただきました。

ラスベガスでは、全米剣道連盟のサマーキャンプにミニチュアの剣道場床を持ち込んで感応調査アンケートを行いました。2年ほどコロナで中止となっていたこともあり、今回は300人もの参加者で大盛況でした。まだ集計が終わっていませんが、全米剣道連盟の先生方の協力を得て、半数くらいの剣士にはアンケートにお答えいただけたのではないかと思います。また、サマーキャンプ中だけでも実際に剣道場床を検討されていると相談を受けたのはおおよそ10件ありました。なんと、とある州の名誉領事さんも剣道の修行に励んでおられ「私の州に剣道場を作りに来てくれるのか?」とも相談をお受け致しました。

ロサンゼルスでは、日本総領事館、JETROに訪問し日本産木材の可能性について熱くお話しさせていただきました。領事さんが農林水産省の方でしたので今回の取り組みについてスムーズにお話しすることができました。その後、リトル東京のTerasaki Budokanを見学。現地の剣友会・Long Beach Kendo Dojoでも道場視察とアンケート調査にご協力いただきました。Long Beach Kendo Dojoでは、稽古にも参加させていただきアメリカの剣道道場床事情を実際に体感することができました。

3都市全てにおいて在米剣士の方々にご協力いただき、想定よりもはるかにスムーズな調査と普及活動となりました。全米剣道連盟の先生方には大変感謝いたします。
また、日本からも後方支援いただいたたくさんの先生方にも御礼申し上げます。どこに行っても「○○先生から聞いてるよ!」「なんでも遠慮なく言ってよ!」と駆け寄ってきていただけました。とっても心強かったです!ありがとうございました。

今後、私たちはアメリカでも日本産木材を使用した日本式の剣道場床の普及に努めます。来年、再来年はアメリカを中心に活動し、その後はヨーロッパに普及活動に行こうと思っております。世界中の剣士の皆さま、今後ともどうぞご支援いただきますようお願い申し上げます。

 

そして、今までは木材を輸入することが多かった日本ですが、政府は輸出にも力を注いでいくようです。国産木材を扱う木材業者にとっては大きなチャンスだと思います。日本国内では、国産木材関係の新しいビジネスモデルがいくつも立ち上がりますが、ふたを開けると中間流通を省いての安売り合戦だったり、いつの間にか異業種になっていたりしていることが多いのが現実です。
山に利益を還元しようとすると木材を見極め、価値を見出し、適正価格で木材を販売する。これはいつの時代でも不変だと思います。どこかに無理が掛かるような販売方法は続きません。しかし、これが非常に面倒くさくて難しいのです。

日々、あまり気にも留めていないかもしれませんが、山が荒れると川の水もどんどん汚れていきます。美味しいお水が飲めなくなります。なるべく山を更新させて綺麗な川で遊べる日々を過ごしたいものです。そのためにも自分自身で山に出向いて現状を知り、国産木材の活用がいかに日本にとって有効なのか、少しでも川下に伝える役割ができればと思っております。
だからと言って私は国産材ばかりを勧める訳ではございません。それはこの問題が世界中どこに行っても同じだからです。要は適切な植林と伐採を繰り返すことが重要なんだと思います。
木と人間とでは、時間の進み具合が少し異なります。ほとんどの場合、人間は自分達より先輩にあたる樹木を伐採し木材にして活用します。その場でじっと何十年も何百年も成長してきた樹木を使わせてもらっている方なんです。世界中どこの木でもありがたく使わせていただかなくてはいけません。そう考えると紙や木材の見方や扱いが今までと少し変わってくるかもしれませんね。

 

 

ちなみにアメリカの街中では9割以上の人がマスクを着けておりませんでした。剣道のサマーキャンプやそれぞれの稽古時には、連盟の指示に従ってマスクなどを装着していました。街中では、本当にマスクをつけていたら目立ちます。テレビでもCOVID-19の感染者数などのニュースは見ることがありませんでした。具合が悪かったら家で寝てるのかな?日本とアメリカの違いはあからさまでした。

アメリカシカゴ視察

最終日のシカゴを除き全てが晴天に恵まれました。
青空ガソリンスタンド

 

 

 

 

ペンシルバニア州・ニューヨーク州・ケンタッキー州・
サウスカロライナ州とアメリカ国内を1200kmほど
車と飛行機で移動しました。

飛行機

 

 

 

 

 

乗り継ぎの為にシカゴに滞在した際にシカゴ美術館に行きました。
約3時間美術館にいましたが、広すぎて全く一部しか見れません。
すごく間近で展示品を見れるので楽しかったです。
日本の素晴らしさを再発見です。

シカゴ美術館

 

 

 

 

 

 

シカゴと東京とでは節電しているはずの東京の方が
まだまだ明るかった様な気がします。
明るいから安全と言うことなのでしょうか。

町並み

 

 

 

 

 

人間は、何をするにも大量にエネルギーを必要とする生物です。
飛行機内で新潮社「剣と禅のこころ」佐江衆一著を読みました。
非常に面白い本でした。

特に最終章「この地球に生きる日本人として」は
アメリカ帰りの飛行機内で私にパッとひらめきを与えてくれました。
と、思いながらも大量の燃料を使いながら
飛んでいる事もよくよく考え込むのです。

 

フローリング
無垢フローリング専門店 [木魂] 25年間で5,000件以上の実績を持つ木材コンシェルジュが世界各地の原木から厳選した無垢フローリングをご提供いたします。
東京都・新木場無垢フローリング専門店

500種類以上の無垢フローリング
商品データ集をダウンロード(click!)


無垢フローリング施工例一覧

無垢フローリング施工例専門サイト