いつまで経っても高価だ！高価だ！と言われる無垢フローリング。
少し調べてみればそれほど高くない事に気が付くのですが、
なかなかそのヒントを与えてくれる工事店や設計屋さんも多くはありません。
もし、普及品合板フロアーと無垢フローリングを比較した場合、
耐久性だけ考えても無垢フローリングが圧倒的に不利だとは限りません。
普及品の合板フロアーは、おおよそ3,000円/㎡（税別）くらいでしょうか？
無垢フローリングだと3,700円~40,000円/㎡（税別）くらいです。
ちなみに4,000円/㎡（税別）くらいの無垢フローリングは
阿波桧フローリングや伊予杉フローリングの節有・オイル塗装品になります。
最近、普及品の合板フロアーのほとんどが本物の木では無くプリント柄です。
特殊な塗装を施してはいますが、やはり剥がれてきてしまいます。
擦り傷に強い、凹みに強い、ワックス不要など機能性が高い事をアピールします。
しかし、強いだけで実際には当然のごとく傷が付いたり凹んだりします。
ワックス不要の物も何らかの理由でワックスが濡れないものであったりする訳です。
無垢フローリングは、擦り傷や凹みも付きますが、
サンディングしたり、ふやかしたりと補修ができます。
ワックスも革製品と同じように手を掛ければかけるほど素晴らしい色艶になります。
合板フロアーと無垢フローリングの一番の違いは、
やはりどれだけ長く綺麗に使えるかだと思います。
普及品の合板フロアーは、普通に使っていても15年程度で
表面塗装が剥がれているのをよく目にします。
それに対して無垢フローリングは、通常数十年は使う事が出来ます。
ほぼ、建物の耐久年数とイコールもしくはそれ以上だと考えられます。
その家に何年住む予定なのかも含めて素材をお選び頂ければと思います。
ちなみにメンテナンスフリーというは、
メンテしたくても手が付けられない物と思った方がいいと思います。
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