湿気が及ぼす木材への影響

湿気によって木材は収縮することはよく知られていることですが、
どれ位の湿度でどれだけ収縮するのか計算してみる事にしました。
東京で最も湿度が高い月はやはり6月になります。
気象庁のデーターでは、2013年6月の東京の平均湿度は74%でした。
また、逆に湿度が低い時期は1月の47%でした。
平衡含水率表によると、
①室温25度、関係湿度75%の場合、平衡含水率は14%になります。
②室温20度、関係湿度47%の場合、平衡含水率は9%になります。
例えば、杉の板150mm幅の人工乾燥材(含水率15%)で計算してみます。
板幅x杉平均収縮率(板目)x含水率の差
①150x0.26x0.01x1=-0.39mm
②150x0.26x0.01x6=-2.35mm
150mm幅だと湿度の高い時期と低い時期では、1.96㎜ほどの動きがあると言う事になります。
無垢フローリングでよくある90mm幅だと同条件でどれくらい収縮するのでしょうか?
①90x0.26x0.01x1=-0.23mm
②90x0.26x0.01x6=-1.40mm
90mm幅だと湿度の高い時期と低い時期では、1.17㎜ほどの動きがあると言う事になります。
幅が広くなればなるほど、収縮は大きくなるということが分かります。
また、学術上は比重が高ければ高いほど動きが大きいと言われています。
とは言え木材は、産地によって比重が多少異なったり
厚みによっても違いがあるだろうし、素直な木もあれば暴れん坊もあります。
これはあくまでも参考です。
やはり現場にしか正確な答えは無いようです。

フローリング
無垢フローリング専門店 [木魂] 25年間で5,000件以上の実績を持つ木材コンシェルジュが世界各地の原木から厳選した無垢フローリングをご提供いたします。
東京都・新木場無垢フローリング専門店

全500種類の無垢フローリング
商品データ集をダウンロード(click!)

無垢フローリング施工例一覧

人気blogランキングへエントリーしております。
ブログランキングバナー
今日も清きワンクリックをポチッとお願いします!

無垢フローリング施工例

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)