中学校・高校の剣道場床工事が完了し引渡しも無事に終わりました。
道場開きが開催されました。
道場内にとても立派な祭壇が設けられ素晴らしい儀式となりました。
剣道場では、日本剣道形が披露されました。
模擬刀を使用した剣道形は周りの空気に緊張感が漲ります。
柔道場でも基本の形が披露されました。凄く迫力のある演舞でした。
これで中学校・高校の剣道場床工事のシリーズは今回で最終回です。
私もこちらの道場で時々稽古させていただけることになりました。
時間が経つにつれ床の感触がどの様に変化していくのか楽しみにしています。
最近では、剣道場の床材についてのお問合せが多く寄せられます。
ほとんどの設計に言える事は床表面の仕上げ材だけを同じ樹種にすれば
当社施工の道場に近いものが出来ると思っている方がとても多いと言えます。
私は材木屋なので自分なりに工夫を施して剣道に合う床材をご提案しています。
木は木、無垢は無垢、集成材は集成材だと思っている設計の方がほとんどだと思いますが
プレーヤー剣士側からすればその差は非常に大きくなります。
また、床下に弾力性を持たせた構造でもこれまたかなりの違いがあります。
この道場を見学された一人の剣士は、
私が説明する前に第一声が「この前の道場より柔らかい?」でした。
なかなかこの差を開口一番ズバリと言い当てる人も本当にごく稀な方だと思います。
実際には、ほんの少しだけ柔らかい剣道場床に設定していました。
しかし、人間の五感て素晴らしいと思う瞬間でもありました。
剣士はそれほど床の感触には敏感だということでしょう。
床下の弾性構造には色々な方式がありますが、
なるべくなら自然素材を多用して自然と人に優しい床になれば良いですよね。
何でも同じことが言えるかもしれませんが、
表面だけに目が行っているようではなかなか良い物にはなりませんね。
材木の事も剣道の事ももっともっと勉強していこうと思います。
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