講談社・野間道場を見学させていただきました

講談社・野間道場を見学させていただきました。
2007年に新築された新しい野間道場です。
旧野間道場も非常に歴史、趣がある道場だったそうですが
近年解体されたそうです。
この日も朝7時から朝稽古が行われていて
たくさんの剣士の方が集っておられました。
新野間道場は、
旧野間道場と同じように大きな天窓が設けられていました。
非常に明るい道場で、東京都心で自然な明かりを
取り入れられる道場も少ないのではないかと思います。
旧道場は、壁面にもたくさん明り取りがあったので
もっと明るかったのとかなり風が抜けていただろうと想像します。
新道場はエアコンが設置されているので
窓を閉めてもとても涼しい道場です。
ご近所への騒音問題も考えられているのでしょう。
新道場の床は、旧道場の仕組みとは全く違っていました。
旧道場の床材は、80年ほど使われていたようですが、
新道場の床材はどれ位の間、使うことが出来るのでしょうか。
床板は、木材であり自然の恵みを分けていただいて使用します。
資源の有意義な使い方という点からも
「なるべく長く使える」ように
人間は知恵を絞って工夫を施さなければいけません。
なるべく日本の建築から
スクラップアンドビルドを少なくしなくてはいけません。
何でも同じですが、
もともと誰の為に開発された商品なのかを知る必要があります。
普通に考えると使う人のため、住む人のためとなりますよね。
住宅においても合板フロアーもビニールクロスもウレタン塗装も
誰の何の為に開発されたのか?
住宅においては、徐々に気が付かれた方が増えてきました。
設計段階から仕様を簡単にポンポン放り込んでいくのではなく、
自信の五感をフル活用して商品を選ばれる事をお勧めします。

 

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2件のコメント

  1. はじめまして。
    旧野間道場の写真を拝見した事があります。
    道場横の庭には瓶が沢山放ってありました。
    多分、当初は能舞台のように、日本武道館のビデオで見る亀山の心形刀流の道場の様に、甕が床の下にあり、床を踏み込んで気剣体一致を教え、その音が増幅する様に甕が仕込んであり踏込で足が傷まない様に、床も柔らかかったのではとも考えています。
    近年、ボール運動用の体育館使用により小中学生でも剣道の踏込による足の怪我を耳にします。是非、柔らかく無塗装の怪我の無い安全な床を皆に勧めて下さい。

  2. 片腰さま
    コメントありがとうございます。
    甕は踏み込み音響効果を狙っていたようですね。
    床は、杉板を使用してクッションのスプリングはちんちん電車(都電)のお下がりを利用していたようです。
    9月1日にまずは床塗装が剣道の稽古に及ぼす様々な影響を武道学会で発表予定です。そこから床材本体の研究も更に進めて行きます。少しずつですが、剣士に道場の勉強をしてもらう機会を持ってもらえるように頑張ります。これからもどうぞよろしくお願い致します。

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