この度、弊社に剣道場新築床工事の御下命を頂きました。
今回新築される道場は、約85坪の個人道場です。
個人道場としてはかなりの大型道場です。
床材には杉材・赤勝上小節を使用します。
道場建築の為に、自然乾燥でじっくり時間を掛けて乾燥させた杉材です。
素足で稽古をする剣道にはカラカラの人工乾燥材は合いません。
しかし、木は乾燥させずに道場に使うと隙間や割れが発生する原因となります。
なかには、乾燥材を使わずに施工してほとんどの板に隙間や割れが発生しても
「木だからしかたがない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
それは、木が悪いのではございません。使う人間が悪いのです。
木は、計画的に製材・乾燥・養生・加工を施して使用しなくてはいけません。
素人が扱うものでは無いのです。
どうして…? 実際に稽古すれば分ります。
剣道場建築をご検討中の方は、ぜひ実際の道場での稽古をお勧めいたします。
表面仕上げや塗装、施工方法、加工方法などは住宅と違いがございます。
また、体育館とも全く違った床になります。
少し昔に戻ったような施工方法となります。
表面だけでなく床下地材にも剣道場としてたくさんの工夫が施されます。
安心して踏み込める怪我が少ない安全な道場が完成すると思います。
工事自体はもう少し先になりますが、その都度ご紹介させていただきます。
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