無垢フローリングの経年変化について その3

無垢フローリングの原料となる木材は植物細胞で構成されています。
製品では細胞は生体としての活動はしておりませんが、
細胞の主成分であるセルロース・ヘミセルロース・リグニンや副生物である
さまざまな化合物(樹脂や色素など)・無機質の物理化学的性質から室内環境と
時間経過に伴う変化が生じます。
経年変化の主な物は3つ挙げられます。

色の変化
木材は、時間の経過とともに紫外線などの作用によって色が変化していきます。
細胞の主成分のうちセルロースとヘミセルロースに色はなく(白色)、
リグニンや副主成分が色を決めています。
このリグニンや副成分は光りや化学反応によって変化するため、
色の経年変化が生じます。この色の経年変化は様々な室内環境要因により、
大きな差が見られ、使用状況によっては、リグニン及び副成分の急激な化学変化により
灰白色の「脱色状態」に移行してしまう場合があります。
このように木質フローリングにおいて、上に述べたような経年変化は自然現象として
避けては通れないものであり、お客様にはその点に十分ご理解頂きますように
お願い申し上げます。
風合いと生活上支障のない経年変化をゆったり楽しむか、
小さな傷を気にしすぎてケミカルな住環境に身を置くかは考え方次第ですね。

 

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