よくいただくご質問・その①「業者が無垢フローリングはやめた方がいいと言うのですが…」

「業者が無垢フローリングはやめた方がいいと言うのですが…」
先日、お施主様がお選びになった無垢フローリングを施工業者の方々が
実物を見せて欲しいということでショールームに来場された。
お施主様がお選びになったフローリングをショールームで仮置きしてみました。
1㍉以下の隙間を見て2割以上は使えないと言う。
全く話にならないです。
自分の意志の欠片もない 「これって大丈夫ですか?」 の一言で責任から逃れようとする。
『何が大丈夫なんですか?』と尋ねると、お決まりである。
「割れ・反り・曲り・隙間などは出ませんか?」
『それは無垢である限り100%出ますよ。』
合板でぴったりと隙間ができないように施工したら快適に過せるのだろうか?
合板フロアーの表面塗装は年月と共に剥がれます。
そしたらまた再塗装すれば良い。ってそんな問題ではないんです。
「ウレタン塗装の方が手入れは楽だし綺麗だと思うのにね。どうしてなんだろう?」
と考えるところでお施主様との意思疎通がまだできていないと判明!
『ウレタン塗装は15~20年位したら剥がれますよ
無垢フローリングは手入れすればそれ以上は長持ちしますよ。』と説明すると…
「ウレタン塗装は再塗装できるんですよ!」だって。
ウレタン塗装で再塗装するというが、また新しく石油由来の塗料を新しく上塗りして
その度に臭い思いをさせるのか??
わたしからすればウレタン塗装の上で子供や赤ん坊を生活させようとするほうが
「大丈夫ですか?」なのである!
自分の子供なら少しくらい凹もうが隙間ができようが傷がつこうが歴史に裏付けられた
安全・安心な無垢フローリングの上での生活を選ぶ。
合板フロアーは無垢フローリングの偽物でありメーカーが都合の良いように作った合板であって比べるのもおかしな話しだ。
お施主さまの多くは肌触りの良さや暖かさなど、無垢材の持つ安心感を求めている。
しかし、業者は隙間はクレームになると言う。
この説明不足・勉強不足によるクレームではないクレームがメーカーや流通に押し付けられます。
何度もしつこいようですが、お施主様は石油由来商品に包まれた生活はしたくないのです。
人間も動物なので自然素材に包まれた生活がどれだけ快適に過せるか分かります。
それをクレームが怖いからといって石油製品を多用するのはどうかと思います。
もし、赤ん坊が肌を触れると分かっていて誰が石油由来製品の上で生活させたいだろうか?
事の良し悪しの判断がお施主様と業者ではかけ離れすぎています。
お施主様は安全で安心して過せる住宅が欲しい。
業者はクレームを恐れるあまりお施主様の生活まで考える事はできない。
私の考えではただ単に材木が売れるから売ると言う事ではない。
自分が生活するにあたり考えに考えた結果が「木材」になったのです。
人間が生活していくうえで安全で安心して生活できる素材は「木材」です。
これが私の答えです。
この答えに賛同していただいた方が私のお客様です。
「無垢フローリングは空いたり割れたりするって聞くんですけど…」
この質問もたくさん寄せられます。
空き・割れ・曲り・反り・ヤニ等の自然素材特有の現象は100%起こります。
なるべくこの様な現象が起こらないようには皆んな日々研究を重ねています。
しかし、空きや割れの事はどうして言われているのでしょう?
もし、合板メーカーや工事業者が商品を売りたいが為に偽物を
あたかもそちらが本物の様に見せて販売する口上だったとしたらどうなる事でしょう???
ビックリしますよね。。。
少し例をあげてみましょう…
萩焼の茶碗

 

 

 

この茶碗は萩焼です。
著名な作家さんの物です。
アップで見てみましょう。
割れてます。
萩焼の茶碗

 

 

 

釉薬が乗った時点ではもちろん割れていません。
焼が入るから割れています。
また、使う頻度によっても色も変化します。
今は赤茶ですが、少し前は薄緑色をしていました。
この茶碗を生き物の様に大切に扱う。
お客様の顔を思い浮かべながら…
手触り、色、艶、大きさなどなど…
そんなところにも自分の価値基準で選んで買いますよね。
つまり、自分の目で選んで買われますよね。
その上で自分で使いこんで
「味」「なれ」「風合」などを加えて行く訳です。
これがプラスチックの茶碗ならどうでしょう?
どんなお店で誰が買われますか?
割れにくいでしょう。ヒビも入りにくい。
ある程度、雑に使っても割れにくいしヒビも入りにくい。
しかし、お気に入りの茶碗になりますかね?
安心や納得が得られますでしょうか?
もちろんプラスチックだからと言って雑に扱っても良いと言うような事はありません。
お気に入りにならない事もないでしょう。
どんな物でも大切に扱えるように、また、壊れると言う事も理解しておかないと
なんでも雑に扱ってしまいます。
フローリングはと言いますと…
ゆらぎの床

 

 

 

当社の無垢フローリングショールーム「ゆらぎ」に展示している床です。
ぱっと見は普通の床です。
こちらもアップで見てみると…
ゆらぎの床

 

 

 

こんな感じで隙間が有ります。
この隙間は季節によって開いたり閉じたりします。
凹みや傷もたくさん付いています。
これがクッションフロアー(CF)や合板フロアーだったらどうでしょう?
ピッカピカに光って凄く綺麗!
入居と同時に傷や凹みは付いていくものです。
どんどんどんどんくすんで行きます。
「味」「なれ」「風合」などとは全く違った物になりがちです。
木材(フローリング)先出の茶碗と同じような部分があります。
自然素材であり、「味」「なれ」「風合」なども出てきます。
そして、お気に入りの逸品になって行くわけです。
フローリングや木材が人間に全てを合わせるのではなく、
全ての自然界に存在する物、動物が調和して生活できればと思います。

 

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