取扱う材に関して…

最近、特に増えてきたのが“木魂でうちの商品を扱ってくれないか”と
いう森林組合や製材所からの問い合わせです。
もちろんありがたいお話ですので、必ずじっくりとお話を伺います。
私は、以前から自分の基準を持って商品の選定を行っています。
後にも先にも、誰にも一言も言ったことのない独自の基準で選んでいます。
目新しい商品が出ると何でもかんでも取扱うという訳ではございません。
また、なるべく現地まで見に行く様にはしますが、
行く必要がないと判断する場合もたくさんあります。
このような問い合わせで非常に気になる言い回しがあります。
「うちの山の木は、○○○(有名産地)に近いのでほとんど○○○の物とほとんど同じです。」
「この山の木は、苗木を○×△(有名産地)から持ってきたので○×△と区別がつき難い。」
日本中、いたるところに杉や桧は植林されています。
確かに木曽・秋田・吉野などの有名産地ブランドを出す事で、
話はしやすいですが、有名産地の名前を出した時点でその産地の材料は
有名産地ブランド以下だと思われても仕方が無い。
また、同等と言う事はあり得ない。
ブランドが気になる事は良く分かりますが、しっかりと自分の山を見て
他の産地には無い独自の良さを見つけることが非常に大切です。
○○に似ている。○×△と同等では絶対にブランドには勝てません。
何か一つは独自の良さが有ると思います。
それを見つけるには、やはりたくさんの産地を見ることではないでしょうか。
世間一般的に「良し」「普通」「標準」とされているものを
目に焼きつけ、頭に叩き込まないことには、何が独創的なのか判断できなくて当然です。
「普通」が分らない事には、「スペシャル」も「異常」も「特別」も分りません。
そこから自分達の強みが見えてくるのだと思います。
せめて小学校高学年生に自社(山林)の「売り」を15秒で説明できるくらいに
準備を整えておかなければ、なかなか先に進めないのではないでしょうか。
もし、それでも自分達の材の良さが分らないようであれば、
私たちと一緒に考えてみましょう。
きっと何か一つでも“キラリッ”っと光るところがあるはずです(^^)

 

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