嬉しかった事は…

今年は厳しくもとても楽しい１年が過せました。
もちろんお客様、仕入先様、周りの方々の応援があったからこそ
素晴らしい一年となりました。

今年、一番嬉しかった事は…
的外れかもしれませんが、剣道の後輩の就職活動での話です。
去年まで一緒の道場で稽古に励んでいた後輩です。
当社にも「剣聲天響」と書かれたた書が飾ってあります。
「剣の声が天まで響くように」と願いが込められた言葉です。
さて、「剣聲天響」とはどう言う事なのでしょう。
それがチラッと垣間見られた瞬間のお話です。
面接試験でのこと…
Ｑ.就職したら剣道はどうしますか？
Ａ. 続けます。仕事に支障のないように続けるのはもちろんのことですが、剣道では一対一で対峙して相手が何を打ってきて欲しいのかを、察知してその裏をかいたりします。この点を日常生活においても相手の求めているものをなんなのか察知できるよう心掛け、業務におきましても相手の求めている事を常に察知するように剣道で培ったこの技能を活かすとともに伸ばしたいです。
この答えは私がいつも「日常に活かせる剣道を心掛ける様に」と散々彼にボヤいていた一節なのです。
日常での竹刀はただのチャンバラ道具であり、爪楊枝の方がよっぽど世界中の人間の役に立つ。
この事をしっかりと頭に叩き込んでおかないと、井の中の蛙になってします。
剣道はチャンバラだけではなく日常に活かせないと意味が無い。
チャンバラよりももっともっと教わるべき所がたくさんある筈です。
彼は、人生をも左右するであろう場面に、この答えを出してくれたのは涙が出るくらい嬉しかったです。
この事が今年一番心に残った出来事です。
もちろん彼は内定を頂いたそうです。
これがまたどんどんと後輩に引き継がれて行ってほしいものです…
私は今年１年間、剣道の稽古はお休みしました。
でも、来年は稽古を再開しようと思います。
私は仕事もプライベートもさほど変わりは無いようです。
面倒くさがりやなのでどちらもゆっくりなストレートで進んでいきます。
また、今年は不況だ！不況だ！と耳にタコが出来るくらいあちこちで聞きました。
不況という事をあまり理解していませんが、世の中不況だと言う事は十分に分かりました。
いつまでもそんな事を言ってても面白くも何とも無いので前向きに行ってみます。
来年もたくさの方々に応援していただけるようにしっかりと勉強しようと思います。
今年１年、本当にありがとうございました！